ヒューマン フォール フラット

『ヒューマン フォール フラット』（Human: Fall Flat）は、リトアニアのゲームスタジオNo Brakes Gamesが開発した、独特な物理演算が特徴のアクションパズルゲームです。ダウンロードソフトとして展開され、そのユニークなゲームプレイが世界中で人気を集めています。

概要

本作は、夢の中に入り込んだ主人公「ボブ」を操作し、様々なパズルを解きながらステージを進んでいくゲームです。ボブの体はまるで粘土のように「ぐにゃぐにゃ」としており、思うように体を動かせないもどかしさが、ゲームの面白さを引き立てています。プレイヤーは、この独特な操作感と物理演算を駆使して、箱庭のような世界に散りばめられたオブジェクトを動かし、道を切り開いていきます。

ゲーム内容

物理演算に基づいたアクションパズル: ゲームの最大の特徴は、リアルな物理演算です。オブジェクトの重さやバランス、力の加え方などを考慮しながら、パズルを解いていく必要があります。時には、予想外の動きを見せるオブジェクトに翻弄されながらも、試行錯誤を繰り返すことが、このゲームの醍醐味と言えるでしょう。
自由度の高いゲーム性: 明確な攻略法は存在せず、プレイヤーは様々な方法でステージをクリアすることができます。オブジェクトを積み重ねたり、ロープで引っ張ったり、時には大胆な発想で壁を壊したりと、自由な発想で攻略方法を見つけ出すことができます。
* マルチプレイ: ローカル協力プレイに加えて、Steam版およびNintendo Switch版ではオンラインマルチプレイにも対応しています。友達と一緒に協力してパズルを解いたり、時には邪魔し合ったりと、賑やかなプレイを楽しむことができます。

展開

2018年3月9日にはSuper Rare Gamesより5000個限定でNintendo Switch版がパッケージ販売されました。2020年6月25日には日本でもパッケージ版が発売され、より多くのユーザーが手に取りやすい形となりました。そして2023年6月9日、「Devolver Direct」にて、待望の続編『ヒューマン フォール フラット2』が発表され、今後の展開に期待が高まっています。

日本での人気

日本国内では、インターネット番組『よゐこのインディーでお宝探し生活』の中で、濱口優さんが名付けた「ふにゃべえ」という愛称が広まりました。また、「ぐにゃぐにゃ」「ぐにゃぐにゃゲーム」という呼称でも親しまれ、多くのファンに愛されています。2018年にはNintendo Switchダウンロード専用ソフトの年間ダウンロード数ランキングで第1位を獲得し、2020年3月には日本国内のNintendo Switch版が60万ダウンロードを突破するなど、その人気ぶりを証明しています。

開発者の声

日本でのローカライズを手掛けたテヨンジャパンによると、PlayStation 4|PlayStation_4版も発売後ロングセールスを記録しているとのことです。テヨンジャパンのミカル・タトカ氏は、日本のファンに受け入れられるという自信はあったものの、ここまでヒットするとは思っていなかったと語っています。

『ヒューマン フォール フラット』は、その独特なゲーム性と愛らしいキャラクターで、多くの人々を魅了し続けています。続編の発表により、今後の展開がますます楽しみな作品です。

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