ヒロ吉田

ヒロ吉田、本名：吉田浩之は、5月23日生まれの日本の放送作家、お笑いプロデューサーです。福岡県出身で、その多彩な才能で、お笑い界に大きな影響を与えています。

若き日の活動と才能の開花

大学在学中から、テレビ朝日の人気番組「モーニングショー」などで放送作家として活動を開始。その才能は早くから注目されていました。また、週刊文春の連載「糸井重里の萬流コピー塾」では、常連投稿者として知られ、師範・萬斗七星の称号を獲得（萬名「吉田浩之里」）。紀伊国屋ホールでの萬流大会では司会を務めるなど、そのユーモアセンスを発揮していました。当時の仲間には、小林秀雄、戸田昭吾、原口一也など、後に各界で活躍する人物たちがいました。

ホットドッグプレスいとうせいこうの「ぱっくんぷれす」では、投稿者として初めてコーナーを担当。小杉なんぎ、小浜正寛といった、後に名を馳せるクリエイターたちと交流を深めました。

作家業と並行して、ナンセンストリオの前田隣に師事し、上野本牧亭の舞台にも立つなど、お笑いへの情熱を燃やしていました。

お笑いプロデューサーとしての手腕

1989年には、お笑いライブ「宇宙館ギャグバンバン」をプロデュース。これを皮切りに、「笑ギャラリー」「お笑い巌流島」「女神たちの反乱」「ボビーにおまかせ」「歌うコメディエンヌ」など、数々の革新的なお笑いライブを企画・開催し、若手芸人の育成に尽力しました。フジテレビの「オールナイトフジ」では、電撃ネットワークをテレビ初出演させるなど、新たな才能の発掘にも貢献しました。

若手からベテランまで、幅広いお笑い芸人との交流があり、彼らのためにオリジナルの漫才ネタを提供することもあります。近年では、お笑いコンテスト番組やイベントで審査員を務め、その豊富な知識と経験を活かしています。

多彩な才能と趣味

中野のライブハウスYsPAPAでは、「かせ栞の今昔ナイト」、「パルフェ・めっちぇん・すっとんきょ」、「小町&長江もみの故郷は遠くトーク」など、バラエティ豊かなイベントをプロデュース。音楽イベント「クラブスリーナイト」も手掛けるなど、その才能は多岐にわたります。

2010年5月8日には、渋谷FM「EVERYBODY KNOWS？」にゲスト出演。オオタスセリの紹介で、小川みき、デビッド&ミッシェル、太子乱童、ザ・ボルテイジなど、マニアックな選曲で、その音楽への造詣の深さを披露しました。この番組で、次回のゲストにかせ栞を紹介しています。

B級グルメにも精通しており、中野にある井上和香の実家の小料理屋の常連客としても知られています。さらに、英語、中国語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ハングル、インドネシア語の語学検定資格を持ち、漢字検定準一級を取得するなど、非常に多才な人物です。

参考文献

「アプロード」1989年12月号『90年代、この人が跳ねる』
「週刊文春」文藝春秋　『糸井重里の萬流コピー塾』
* 「ホットドッグ・プレス」講談社『ぱっくんぷれす』

ヒロ吉田は、お笑い界だけでなく、音楽や文化など、さまざまな分野で才能を発揮し続ける、稀有な存在です。

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