ビジネス中国語検定試験

ビジネス中国語検定試験（BCT）

ビジネス中国語検定試験（BCT）は、中国語を母語としない人が、ビジネス活動を行う上で必要な中国語の能力を測るための試験です。中国政府に属する国家漢語国際推進グループ（国家漢弁）が北京大学に委託して開発しました。HSK、YCTと並ぶ国際標準中国語試験であり、「中国語のTOEIC」とも呼ばれています。ビジネスシーンは勿論、日常生活やコミュニケーションに必要な中国語能力を測定します。

シンガポール、アメリカ、韓国、オーストラリア、ヨーロッパ各国、アジア各国など、世界中の主要な国と中国国内で実施されています。日本では2007年から実施されています。

試験内容

試験は、「ヒアリング・読解」と「会話・作文」の2つのパートに分かれています。

ヒアリング・読解

試験時間：計100分
ヒアリング：約40分、50問／500点満点
4部構成で、会話やスピーチを聞き、質問に対する適切な解答を選択する形式です。
読解：60分、50問／500点満点
4部構成。文や図を見て適切な語句や文を選択する問題や、比較的長い文章を読み、質問に対する解答を10文字以内で記述する問題が出題されます。

会話・作文

試験時間：計50分
会話：10分、2問／50点満点
録音されたテーマと解答方法に従い、指定された時間内に解答を録音します。
作文：40分、2問／50点満点
与えられた文や図表を見て、指示に従って文章を作成します。第1問は80〜120字、第2問は250字以上で記述します。

受験料

ヒアリング・読解：一般4,000円、学生3,200円
会話・作文：一般4,000円、学生3,200円
両方のパートを同時に受験することも可能です。

試験会場

東京、大阪、名古屋、福岡、仙台で実施されています。「会話・作文」は東京会場のみで実施予定です。

評価基準

試験結果は点数で評価され、成績証明書は2級以上の成績を収めた場合に交付されます。「ヒアリング・読解」の総得点が201～400点、または「作文・会話」の総得点が21～40点の場合、2級の成績証明書が交付されます。成績証明書は「ヒアリング・読解」と「作文・会話」で別々に発行されます。

関連項目

青少年向け中国語検定試験(YCT)
日本の語学に関する[[資格一覧]]

外部リンク

日本BCT・YCT事務局

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