ビセンテ・グアイタ

ビセンテ・グアイタ・パナデーロは、1987年1月10日、スペインのバレンシア州トレントで生まれました。現在はセルタ・デ・ビーゴに所属し、ゴールキーパーとして活躍しています。

経歴

グアイタは2001年にバレンシアCFの下部組織に加入し、着実に才能を伸ばしました。2008-09シーズンには、UEFAカップのCSマリティモ戦でトップチームデビューを果たします。サンティアゴ・カニサレスの引退後、ティモ・ヒルデブラントの不調もあって、レナンに次ぐ第2GKとしての地位を確立しました。2009年1月18日のアスレティック・ビルバオ戦では、レナンの負傷により途中出場し、リーグ戦デビューを飾りました。しかし、その2日後にはセサル・サンチェスが加入したため、出場機会を求めて2009-10シーズンはセグンダ・ディビシオン（2部）のレクレアティーボ・ウェルバへレンタル移籍。ここではリーグ最少失点率を記録し、2部最優秀GK賞を受賞する活躍を見せました。

レクレアティーボでの活躍がウナイ・エメリ監督に認められ、2010-11シーズンにはバレンシアに復帰。レギュラーのセサル・サンチェスの負傷もあって、2010年12月8日のマンチェスター・ユナイテッドFC戦でUEFAチャンピオンズリーグに初出場を果たしました。シーズン後半戦はレギュラーとしてプレーし、チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献。シーズン後には、2015年まで契約を延長しました。

セサルが退団した2011-12シーズンは、新加入のジエゴ・アウヴェスとのポジション争いに。手首の故障などもあってポジションを失う時期もありましたが、最終的には26試合に出場し、レギュラーとしての存在感を示しました。

2014年7月31日には、ヘタフェCFに買い取りオプション付きでレンタル移籍。その後、2018年6月8日には、クリスタル・パレスFCと3年契約を締結し、ヘタフェとの契約満了後の7月1日に正式加入しました。2020-21シーズンには、元イングランド代表のジャック・バトランドが加入するも、ポジションを譲らず、シーズンを通してレギュラーとして出場しました。しかし、2022-23シーズンはサム・ジョンストンの加入もあって、終盤はポジションを失いました。

そして、2023年9月1日、セルタ・デ・ビーゴに2年契約で移籍。新たな挑戦をスタートさせています。

所属クラブ

バレンシアCF・メスタージャ (2005-2008)
バレンシアCF (2008-2014)
→ レクレアティーボ・ウェルバ (loan) (2009-2010)
ヘタフェCF (2014-2018)
クリスタル・パレスFC (2018-2023)
セルタ・デ・ビーゴ (2023-)

タイトル

個人
セグンダ・ディビシオン サモラ賞: 1回 (2009-10)

グアイタは、長年にわたりスペイン国内外のクラブで活躍してきた経験豊富なゴールキーパーです。その安定したセービングと的確な判断で、チームに貢献しています。セルタ・デ・ビーゴでの今後の活躍にも期待がかかります。

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