ビッグフィッシング

長寿釣り番組『ビッグフィッシング』：30年以上の歴史を誇る関西の釣り情報番組

『ビッグフィッシング』は、サンテレビで1984年10月12日から放送されている老舗の釣り情報番組です。30年以上にわたって関西の釣りファンに愛され続け、現在も高い人気を誇っています。

司会者と解説者の変遷

番組開始当初は、俳優の土屋嘉男とタレントの住田郁子が司会を務めていましたが、その後、数々の司会者、アシスタントが番組を彩ってきました。2023年4月現在、漫才師のオール阪神と、12代目アシスタントとなるタレントの片原恵麻が、軽妙なトークで番組を盛り上げています。

解説陣も番組の歴史とともに変化を遂げてきました。初期からレギュラー解説者として出演しているのは、釣り情報誌『釣りサンデー』出身の今井浩次氏です。同誌の会長だった小西和人氏は2003年12月に勇退されましたが、同誌の記者だった森永誠氏がその後を引き継いでいます。

番組内容：釣行VTRとスタジオトークが織りなす魅力

番組は、最新の釣果情報からスタート。その後、3本の釣行VTRが放送されます。VTRでは、様々な釣り場での迫力満点の釣りの様子が映し出され、視聴者の釣り心をくすぐります。

VTR放映後には、スタジオに戻り、レギュラー解説者とゲスト解説者が、司会者とともにVTRの内容について熱く語り合います。かつては手書きのフリップを用いて仕掛けの説明が行われていましたが、現在は静止画グラフィックによる説明に変わっています。

番組の後半には、週替わりで魚料理や釣具を紹介するコーナーも設けられており、視聴者の幅広いニーズに応えています。過去には、番組冒頭に「世紀末デスマッチ」と題されたコーナーも存在したとのことです。

ほぼ生放送に近いスタイルとスペシャル番組

『ビッグフィッシング』は、放送当日の18時頃に収録が行われ、ほぼ無編集で放送される、生放送に近いスタイルが特徴です。そのため、臨場感あふれる番組となっています。

2003年12月には、放送1000回を記念して、オーストラリアでの全編ロケによるスペシャル版が放送されました。サンテレビにおいては番組開始以来初めて、放送時間が30分拡大されました。

その他：ハイビジョン放送への移行とインターネット配信

2010年1月7日からは、地上デジタル放送の導入に伴い、16:9のハイビジョン放送に移行。画質の大幅な向上により、より美しい映像で釣りを楽しむことができます。

2010年4月1日からは、オープニングCGや一部出演者が変更され、より現代的な番組へと進化を遂げました。また、レポーターの増加により、情報量の充実も図られています。

番組はサンテレビ以外にも、奈良テレビやスカイ・Aなどでも放送されており、関西圏外でも視聴可能です。インターネット配信も行われているため、より多くの人が『ビッグフィッシング』を楽しむことができます。

歴代司会者、アシスタント、解説者、主なゲスト

長きにわたる放送の歴史の中で、多くの司会者、アシスタント、解説者、ゲストが番組を支えてきました。その中には、釣り業界の著名人や、関西を代表するタレント、芸人などが名を連ねています。

番組の今後

『ビッグフィッシング』は、今後も関西の釣り文化を伝える重要な役割を担っていくでしょう。長年の歴史と実績、そして、視聴者への飽くなき努力が、この番組を支え続けています。これからも、多くの釣りファンに楽しさと情報を届け続けることが期待されます。

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