ビリビリAKIBAは、
秋葉原ラジオ会館の9階に位置していたイベントスペースで、中国発の
動画共有サービスbilibiliの日本法人である株式会社ビリビリによって運営されていました。
概要
2015年3月20日にプレオープンし、同年4月18日にグランドオープンしました。ビリビリAKIBAは、海外への情報発信を主なコンセプトとしており、秋葉原という日本のサブカルチャーの中心地から、様々な情報を世界に向けて発信する拠点となることを目指していました。
施設内には、大型スクリーンを備えたイベントスペースが設けられ、トークショーやライブイベント、ゲーム大会など、多種多様なイベントが開催されました。また、ライブ配信を行うための専用エリアも設けられており、出演者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取ることが可能でした。これにより、会場に足を運べないファンもイベントの熱気を共有し、一体感を味わうことができました。
さらに、ビリビリAKIBAには、グッズ販売を行うショップも併設されていました。ここでは、bilibiliに関連するオリジナルグッズや、人気アニメ、ゲームのキャラクターグッズなどが販売され、多くのファンが訪れました。これらのグッズは、イベントの記念品としてだけでなく、bilibiliの世界観を身近に感じられるアイテムとして、ファンにとって貴重な存在となっていました。
しかし、残念ながらビリビリAKIBAは2018年いっぱいで閉鎖されました。短い期間ではありましたが、秋葉原の地で日本のサブカルチャーを世界に発信する役割を担い、多くのファンに愛されたイベントスペースでした。閉鎖後も、その功績は忘れられることなく、語り継がれています。
ビリビリAKIBAの閉鎖は、多くのファンにとって残念な出来事でしたが、bilibiliはその後も様々な形で日本での活動を継続しています。オンラインでのイベント開催や、アニメ、ゲーム関連のコンテンツ配信など、新たな形で日本のファンとの交流を深めています。ビリビリAKIBAの精神は、形を変えながらも、bilibiliの活動の中に息づいていると言えるでしょう。
脚注
* ラジオ会館 ビリビリAKIBA -
[ウェイバックマシン]]([https://web.archive.org/web/20181013174452/http://www.radiokaikan.jp/press/wp-content/uploads/2015/04/bilibili_AKIBA.pdf 2018年10月13日アーカイブ分)