ピオフィオーレの晩鐘

ピオフィオーレの晩鐘

『ピオフィオーレの晩鐘』は、オトメイトより2018年8月30日にPlayStation Vita用ゲームソフトとして発売された作品です。その後、Nintendo Switchへの移植版や続編、舞台化など、幅広い展開を見せています。

概要

本作は、2017年の「オトメイトパーティー2017」で新作ゲームとして発表されました。初の単独イベント開催や、追加要素を加えたNintendo Switch移植版「ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-」の発売も決定し、2019年7月25日に発売されました。さらに2019年の「オトメイトパーティー2019」では続編「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio 1926-」が発表され、2020年11月12日に発売されています。

あらすじ

物語の舞台は、第一次世界大戦直後の1925年、南イタリアのブルローネという街。この街は「ブルローネ・マフィア」と呼ばれる3つの組織によって支配されています。主人公のリリアーナ・アドルナートは、教会で穏やかな日々を送っていましたが、ある事件をきっかけに、3つの組織のいずれかに身を寄せることになります。

登場人物

主要人物

リリアーナ・アドルナート: 本作の主人公。ブルローネ教会で暮らしており、過去の記憶を失っている。胸元に痣がある。
ダンテ・ファルツォーネ: 「ファルツォーネファミリー」の首領。冷静沈着だが情に厚い。
ギルバート・レッドフォード: 「ヴィスコンティ一家」のボス。派手好きで自信家だが、フレンドリーな性格。
楊（ヤン）: 中国人集団「老鼠」の首領。快楽主義者で、気分次第で行動する。
ニコラ・フランチェスカ: 「ファルツォーネファミリー」のナンバー2。女性の扱いが上手く、善人そうな風貌だが嘘も厭わない。
オルロック: ブルローネ・マフィアの情報屋。無口で世間知らずな一面も。

その他の人物

ディレットーレ / アンリ・ランベール: 国営カジノの支配人。
レオ・カヴァニス: 「ファルツォーネファミリー」の構成員。
ジュリア・チェステ: 「ファルツォーネ家」の家政婦。
オリヴァー・ハース: 「ヴィスコンティ一家」の顧問弁護士。
リー・シーシャン: 「老鼠」のナンバー2。
ロベルト・デ・フェオ: ブルローネ市警の刑事。
マルコ・カルデローニ: ブルローネ市警の刑事でロベルトの指導係。
ラン、フェイ: 「老鼠」の戦闘員である双子。
エミリオ: ローマの聖職者。
ヨゼフ・フォン・ロズベルグ: ローマの聖職者。
ルカ: スラムで暮らす少年。
エレナ・クローチェ: 主人公の友人。
ソフィア: ブルローネ教会のシスター。

-Episodio1926-からの人物

？？？: 仮面をつけた謎の男。
テオ: ローマの聖職者。
袁（ユエン）: チャイニーズ・マフィア「六鳳会」の幹部。
睿（ルイ）: 袁の部下。
ユージーン: シカゴマフィアの幹部。
ラウル・ギルランダイオ: ダンテ、ニコラの遠い親戚。
ヨハン・シュタイナー: オルロックの代行者。
ジャック・エイヴァリー: シカゴから来た殺し屋。

用語解説

ブルローネ: イタリア半島にあるマフィアが支配する街。
ブルローネ・マフィア: 「ファルツォーネファミリー」、「ヴィスコンティ一家」、「老鼠」の3組織の総称。
ファルツォーネファミリー: 血統と伝統を重んじるマフィア。
ヴィスコンティ一家: 実力主義のマフィア。
老鼠（ラオシュー）: 中国人集団で、チャイニーズ・マフィア「六鳳会」の下部組織。

主題歌

ピオフィオーレの晩鐘 / ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo-
オープニングテーマ: Nocturnal
エンディングテーマ: 風花 ～winter white lily～、Whispering Hope、Fault
ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio 1926-
オープニングテーマ: Current
エンディングテーマ: 星影 ～stella starrium～、Last Twilight、Silent Glim

スタッフ

原画・イラスト: RiRi
シナリオ: かずら林檎
サウンド: 和田俊輔
ディレクター: 高村旭
製作・販売: アイディアファクトリー / デザインファクトリー

関連商品

CD、DVD/Blu-ray、書籍など、様々な関連商品が発売されています。

舞台・ミュージカル

舞台版、ミュージカル版も上演されています。

イベント開催

2019年にはイベント「ピオフィオーレの晩鐘 ～Vacanza Burlone～」が開催されました。

外部リンク

ピオフィオーレの晩鐘 公式サイト

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