ピノッキモン

ピノッキモン

ピノッキモンは、デジタルモンスターシリーズに登場するパペット型の究極体デジモンです。操り人形のような外見を持ちますが、自らの意志で行動します。しかし、その性格は意地悪で嘘つきという一面も持っています。

種族としてのピノッキモン

ピノッキモンはウィルス属性を持ち、ウィンドガーディアンズやジャングルトルーパーズに所属しています。必殺技は、火薬が詰まったハンマーを振り下ろして大爆発を起こす「ブリットハンマー」です。その他にも、「ドリルノーズ」や「フライングクロスカッター」といった技を使用します。

デジモンアドベンチャーのピノッキモン

デジモンアドベンチャーでは、ピノッキモンはダークマスターズの一人として登場します。スパイラルマウンテンの森を支配し、「あやつり糸」で相手を操るなど、狡猾な戦法を得意とします。その正体は、子供の無邪気な心と残酷な心から生まれたもので、子供っぽい見た目とは裏腹に残忍な性格です。戦争や殺し合いを「遊び」、銃器を「おもちゃ」と評するほどです。

部下からの信頼は薄く、本人も部下を大切にしません。ジュレイモンから「足りないもの」があると説得されるも、あっさりと殺害してしまいます。しかし、その実力はウォーグレイモンやメタルエテモンと互角に渡り合うほどです。その一方で、誰にもかまってもらえず、遊んでくれる友達がいないことにコンプレックスを抱いており、タケルに指摘された際には動揺する場面も見られました。レッドベジーモンを友達として扱っていたものの、足手まといになると判断すると、あっさりと殺害してしまいます。

メタルガルルモンとの戦いでは、「あやつり糸」が通用せず、「仲間を平気で殺す奴の言うことなど聞くわけがない」とヤマトに言い放たれます。激怒したピノッキモンは無理やり言うことを聞かせようと襲い掛かりますが、メタルガルルモンの「コキュートスブレス」を受け敗北します。最後まで「足りないもの」を知らずに死ぬという、ダークマスターズの中では最も悲しい最期を迎えました。声優は小桜エツコさんが担当しました。

デジモンクロスウォーズのピノッキモン

デジモンクロスウォーズでは、ダストゾーンで初登場し、その後も登場します。アドベンチャーのピノッキモンとは異なり、根は善人であり、嘘をつくと鼻が伸びるという設定が追加されています。声優は難波圭一さんが担当しました（英語版はTodd Haberkornさん）。

このように、ピノッキモンは作品によって設定や性格が異なりますが、そのユニークなキャラクター性は多くのファンを魅了しています。

もう一度検索