ピンフォール

プロレスにおけるピンフォールとは

ピンフォールとは、プロレスの試合における最も一般的な勝利条件の一つです。相手選手の両肩をマットに押し付け、レフェリーが規定のカウントを数えることで勝利が確定します。日本名は「抑え込み」と言います。

ピンフォールのルール

プロレスでは通常、レフェリーが3カウントを数えることでピンフォールとなります。レフェリーは、一方の選手が相手選手の両肩をマットに押し付けた状態を確認し、片手でマットを叩きながらカウントを数えます。この3カウントは、おおむね1秒1カウント程度の速さで数えられますが、レフェリーによって微妙に異なります。

ピンフォールからの脱出

ピンフォールされた選手は、以下の方法でピンフォールから逃れることができます。

片方もしくは両方の肩をマットから離す
手首や足首をロープにかける（ロープブレイク）
タッグマッチの場合、味方レスラーにカットしてもらう

近年では、フォールされている選手がレフェリーのカウントを阻止したり、タッグマッチで味方を助ける代わりにレフェリーに攻撃するなどの行為も見られます。

多様なフォール技

ピンフォールを奪うためには、様々なフォール技が用いられます。相手の体勢を崩し、瞬時にフォールに持ち込む技や、関節技やスープレックスなどの大技からフォールに繋げる技など、レスラーによって得意なフォール技は異なります。また、相手の隙をついて素早くフォールを奪う行為は「クイック」と呼ばれます。

試合展開におけるピンフォール

プロレスの試合では、大技を受けたレスラーがピンフォールの体勢に持ち込まれ、カウント2.9で辛うじて逃れるといった場面がよく見られます。このような攻防は観客を大いに沸かせ、試合をエキサイティングなものにします。観客の反応も試合展開の重要な要素となるため、フォール合戦が繰り広げられることも少なくありません。

ピンフォール以外の勝利条件

プロレスには、ピンフォール以外にも様々な勝利条件があります。

ギブアップ
ノックアウト
場外カウントアウト
* 反則勝ち

また、試合形式によっては、特殊な勝利条件が設定されることもあります。

まとめ

ピンフォールは、プロレスの試合における基本であり、奥深い要素です。フォール技の種類、ピンフォールを巡る攻防、観客の反応など、様々な角度からプロレスの魅力を引き出しています。

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