ピーター・シルトン

ピーター・レズリー・シルトン OBE

ピーター・レズリー・シルトン（Peter Leslie Shilton OBE）は、1949年9月18日生まれのイングランド出身の元サッカー選手であり、元イングランド代表でもあります。彼は主にゴールキーパーとして名を馳せ、そのキャリアは1970年代から1990年代初頭までの約32年間にも及びました。シルトンは選手としての卓越した技術とプレースタイルにより、多くのファンに支持され、サッカー界に大きな足跡を残しました。

経歴

シルトンは1964年にレスター・シティとプロ契約を結び、翌年にはリーグデビューを果たしました。彼は若い頃からの才能を発揮し、著名なゴールキーパーであるゴードン・バンクスとのポジション争いに勝ち、クラブのレギュラー選手として定着しました。1974年にはストーク・シティへ移籍し、3シーズン過ごした後、1977年にノッティンガム・フォレストに加入。ここでの彼は、1978年のリーグ優勝や1978・79年のリーグカップ連覇、1979・80年のUEFAチャンピオンズカップ連覇といった数々の成功に貢献しました。

シルトンはそのプレイを通じて1978年にPFA年間最優秀選手賞を受賞し、1980年にはトヨタカップにも出場しました。1982年にノッティンガム・フォレストを去った後は、サウサンプトンやダービー・カウンティでのプレーを経て、プリマスでプレーイングマネージャーとしてチームを率い、さらなる活躍を続けました。40歳を超えても現役を続け、最終的にはレイトン・オリエントでの1000試合出場を達成し、1997年に引退しました。彼のキャリアは32年にわたり、合計出場試合数は1005試合に達しました。

イングランド代表

シルトンは若干21歳でイングランド代表デビューを果たし、1990年に代表を引退するまでの間に、3度のワールドカップ（1982年、1986年、1990年）に出場しました。国際Aマッチへの出場は125試合に達し、この記録はイングランド代表の最多記録として名を刻むこととなります。特に1986年のメキシコ大会でのアルゼンチン戦では、ディエゴ・マラドーナに神の手ゴールと5人抜きゴールを決められる場面が有名です。また、シルトンはワールドカップ歴代最多タイの完封数、10を記録しています。

バロンドールの投票では1978年には10位、1989年には自己ベストとなる5位にランクインするなど、その名声を確立しました。彼の生涯にわたる貢献は、サッカー界において確固たる地位を築くこととなり、いまでも多くの人々に影響を与えています。

まとめ

ピーター・シルトンは、その卓越したゴールキーパーとしてのスキルと持ち前のリーダーシップで、サッカー界における象徴的存在となりました。彼のキャリアは、数多くのタイトルと記録で輝かしく、後世のサッカー選手たちに引き継がれることになるでしょう。彼のフットボールへの情熱や献身は、多くのサッカーファンに愛され続けています。

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