ファイヤークリークの決斗

『ファイヤークリークの決斗』（原題：Firecreek）は、1968年に公開されたアメリカ合衆国の西部劇映画です。

監督は、テレビドラマ『ガンスモーク』や『逃亡者』で知られるヴィンセント・マケヴィティが務め、劇場用映画としては初の監督作品となります。主演はジェームズ・ステュアート、ヘンリー・フォンダなどが名を連ねています。

あらすじ

物語の舞台は、荒野に佇む静かな町、ファイヤークリーク。ある日、ラーキン率いる5人のならず者たちがこの町にやってきます。彼らは礼拝中の雑貨店を襲撃しようと企みますが、パートタイムで保安官を務めるジョニーによって撃退されます。

その後、ラーキンの仲間の一人であるドルーが、インディアン娘のメリーを襲う事件が発生します。この場面を目撃した馬丁のアーサーは、揉み合いの末にドルーを射殺してしまいます。

正当防衛であるにもかかわらず、ジョニーはアーサーを保護するため、彼を牢屋に入れます。しかし、この措置が事態を悪化させ、ラーキン一味の横暴はエスカレート。ついに彼らはアーサーを牢屋から連れ出し、リンチにかけてしまいます。この蛮行にジョニーの怒りが爆発。彼はラーキン一味全員を捕え、絞首刑に処すと決意します。

激怒したラーキン一味は、ジョニーの脚を銃撃。住民たちが恐怖に怯え逃げ惑う中、ジョニーはたった一人で4人の悪党に立ち向かうことになります。まず、手始めにウィラードを射殺。ラーキンはここで和解を申し出ますが、ジョニーはこれを拒否。続いて、ノーマンとアールもジョニーによって倒されます。

最後に残ったラーキンは、ジョニーの肩を撃ち、彼の銃を破壊します。しかし、その直後、イブリンという女性によってラーキンは射殺されます。実はイブリンはラーキンを愛していましたが、町の平和を守るために、愛する人を自らの手で葬り去ったのでした。

キャスト

ジョニー・コブ：ジェームズ・ステュアート
ラーキン：ヘンリー・フォンダ
イブリン・ピットマン：インガー・スティーブンス

スタッフ

監督：ヴィンセント・マケヴィティ
製作：フィリップ・リーコック
脚本：カルヴィン・クレメンツ
撮影：ウィリアム・クローシア
編集：ウィリアム・H・ジーグラー
音楽：アルフレッド・ニューマン

外部リンク

ファイヤークリークの決斗 - allcinema
ファイヤークリークの決斗 - KINENOTE
Firecreek - オールムービー（英語）
Firecreek - IMDb（英語）
Firecreek - TCM Movie Database（英語）

この映画は、西部劇の古典として、また、ヴィンセント・マケヴィティ監督の才能を示す作品として、今もなお多くの映画ファンに愛されています。

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