ファットバーガー (グループ)

ファットバーガーは、ジャズ・ファンク、コンテンポラリー・ジャズ、フュージョンといったジャンルで知られる音楽グループです。1980年代初頭、アメリカのサンディエゴで、サックス奏者のホリス・ジェントリー、キーボード奏者のカール・エヴァンス・ジュニア、ベーシストのマーク・ハンター、ドラマーのケヴィン・コーク、ギタリストのスティーヴ・ローリーによって結成されました。その後、パーカッショニストとしてトミー・エアロスが加わり、バンドのサウンドに厚みをもたらしました。

デビューアルバムの後、ホリス・ジェントリーはソロ活動に専念するために脱退しましたが、1990年代にはパートタイムメンバーとして復帰しました。アルバム『Come & Get It』のリリース後には、スティーヴ・ローリーがソロキャリアを追求するためにバンドを離れました。その結果、次のアルバム『オン・ア・ロール』は、キコ・シブリアンがスタジオギタリストとして参加したものの、4人編成のファットバーガーとして初のレコーディングとなりました。

バンドはその後も活動を続けましたが、2004年のアルバム『Work to Do!』の後、悲しい出来事が続きました。2006年9月5日にホリス・ジェントリーが、2008年4月10日にはカール・エヴァンス・ジュニアがこの世を去りました。しかし、バンドの音楽への情熱は尽きることなく、2009年6月26日にはアンソロジー・ジャズ・クラブで再結成を果たしました。この再結成には、新しいキーボード奏者としてアラン・フィリップスが加わりました。

ファットバーガーの音楽は、多くのファンを魅了し、特に『Sizzlin'』と『T.G.I.F.attburger!』は商業的にも大きな成功を収めました。

ディスコグラフィー

アルバム

One of a Kind (1986年、Golden Boy Jazz)
『グッド・ニュース』 - Good News (1987年、Intima)
『パラダイスへの招待』 - Living in Paradise (1988年、Intima)
Time Will Tell (1989年、Intima)
Come and Get It (1990年、Capitol)
『オン・ア・ロール』 - On a Roll (1993年、Sin-Drome)
Livin' Large (1995年、Shanachie)
All Natural Ingredients (1996年、Shanachie)
Sugar (1998年、Shanachie)
『ファットバーガー・ドット・コム』 - Fattburger.com (2000年、Shanachie)
T.G.I.F.attburger! (2001年、Shanachie)
Sizzlin' (2003年、Shanachie)
Work to Do! (2004年、Shanachie)

ファットバーガーは、メンバーの入れ替わりや悲しい別れを経験しながらも、その音楽は多くのファンに愛され続けています。彼らの奏でるジャズ・ファンク、コンテンポラリー・ジャズ、フュージョンの融合は、これからも多くの人々の心に響き続けるでしょう。

外部リンク

公式ウェブサイト
* ファットバーガー - Discogs（英語）

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