ファビアン・ジョンソン

ファビアン・マルコ・ジョンソン（Fabian Marco Johnson, 1987年12月11日 - ）は、ドイツ・バイエルン州ミュンヘン出身の元プロサッカー選手です。アメリカ人の父とドイツ人の母を持ち、その国際的な背景を活かして、クラブと代表の両方で活躍しました。主にミッドフィルダー（MF）とディフェンダー（DF）を兼任し、そのユーティリティ性でチームに貢献しました。

クラブキャリア

ジョンソンは、幼少期をミュンヘンで過ごし、2001年にシュポルトフロインデ・ミュンヘンでキャリアをスタートさせました。2006年には、TSV1860[[ミュンヘン]]の下部組織に移籍し、U-23カテゴリーまで全ての部門でプレーしました。U-23チームでは、2004年12月11日にレギオナルリーガ・バイエルンで初出場を果たし、2007年までに43試合に出場しました。

2006年3月19日、2部リーグのSCパーダーボルン07戦でプロデビューを飾ります。2005-06シーズンは3試合に短時間出場。翌2006-07シーズンには、ヴァルター・シャッハナー監督からトップチームへの昇格を告げられ、主力として活躍。2009年に退団するまで、リーグ戦90試合4得点、DFBポカール6試合1得点を記録しました。

2009年7月15日、ジョンソンはブンデスリーガ王者のVfLヴォルフスブルクと契約。2009-10シーズン第5節のバイエル・レバークーゼン戦で初出場を飾ると、12月5日のSCフライブルク戦で初得点を挙げました。しかし、ヴォルフスブルクでは、マルセル・シェーファー、サシャ・リーター、ペテル・ペカリークといった強力なライバルの存在もあり、出場機会は限られました。1年目は10試合の出場にとどまり、翌2010-11シーズンはさらに厳しい状況となり、わずか6試合の出場（うち5試合は途中出場）に終わりました。

2011年6月3日、ジョンソンはTSG1899ホッフェンハイムへ移籍。2012年9月26日のVfBシュトゥットガルト戦で移籍後初得点を挙げ、チームのシーズン初勝利に貢献しました。

2014年2月24日、シーズン終了後にボルシア・メンヒェングラートバッハへ自由移籍することが発表されました。

代表キャリア

ジョンソンは、世代別代表ではドイツ代表としてU-17から各カテゴリーでプレーし、U-21代表ではホルスト・ルベッシュ監督の下、UEFA U-21欧州選手権2009で優勝を経験しました。

2011年8月25日、アメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督から、コスタリカ、ベルギーとの親善試合に初招集されます。FIFAからの代表変更許可が間に合わず出場はなりませんでしたが、その後許可が下り、アメリカ代表としてプレーすることが可能となりました。11月3日には、フランス、スロベニアとの親善試合に向けて再招集され、11月11日のフランス戦でアメリカ代表デビューを飾りました。続くスロベニア戦では初先発出場を果たし、2012年6月12日の2014 FIFAワールドカップ・北中米カリブ海予選グアテマラ戦でFIFA公式戦に初出場。2014年6月1日のトルコとの親善試合で代表初得点を記録しました。

ジョンソンは、アメリカ代表として2014 FIFAワールドカップに出場するなど、国際Aマッチ57試合に出場し、2得点を挙げています (2011年-2017年)。

タイトル

ドイツ U-21代表

* UEFA U-21欧州選手権: 2009

ファビアン・ジョンソンは、その多才なプレースタイルと国際的な経験で、クラブと代表の両方で記憶に残る活躍を見せた選手でした。

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