ファビアン・バルブエナ

ファビアン・コルネリオ・バルブエナ・ゴンサレスは、1991年8月23日生まれのパラグアイ出身のプロサッカー選手です。主にディフェンダー（DF）としてプレーし、その強靭なフィジカルと空中戦の強さ、そして高い戦術理解度が特徴です。パラグアイ代表としても活躍しており、国際舞台での経験も豊富です。

クラブキャリア

バルブエナは、パラグアイ国内のセロ・ポルテーニョ・プレジデンテ・フランコでキャリアをスタートさせました。その後、クラブ・ルビオ・ニュ、クラブ・ナシオナルと渡り歩き、着実に実力をつけていきました。2016年には、ブラジルの名門SCコリンチャンス・パウリスタに移籍し、大きな転機を迎えます。

コリンチャンスでは、その才能が大きく開花しました。2017年には、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル全国選手権1部）でチームの優勝に大きく貢献。その活躍が認められ、ブラジルの年間ベストイレブンに相当するプレミオ・クラッキ・ド・ブラジレイロンと、ボーラ・ジ・プラッタ（ブラジルメディアが選出する年間ベストイレブン）の両方に選出されるという快挙を成し遂げました。この活躍は、海外のクラブからも注目を集めるきっかけとなりました。

2018年7月、バルブエナはイングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドFCに移籍し、3年契約を結びました。8月12日のリヴァプールFC戦でプレミアリーグデビューを果たしましたが、チームは0-4で敗北。しかし、10月27日のレスター・シティFC戦では、移籍後初ゴールとなる先制点を記録し、プレミアリーグで得点を挙げたパラグアイ人選手として、2012年5月のアントリン・アルカラス以来の快挙となりました。ウェストハムでは、持ち前のディフェンス能力に加え、セットプレーでの得点力も発揮し、チームに貢献しました。

2021年7月には、ロシア・プレミアリーグのFCディナモ・モスクワにフリー移籍で加入し、4年契約を締結。新たな環境でプレーを続けています。

代表キャリア

バルブエナは、2015年からパラグアイ代表に招集されており、同年3月31日に行われたメキシコ代表との親善試合で代表デビューを果たしました。以来、パラグアイ代表の主力選手として、数々の国際試合で経験を積んでいます。

タイトル

クラブ

セロ・ポルテーニョPF
ディビシオン・インテルメディア（パラグアイ2部リーグ）: 2011
リベルタ
リーガ・パラグアージャ（パラグアイ1部リーグ）: 2014アペルトゥーラ, 2014クラウスーラ
コリンチャンス
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA: 2017
カンピオナート・パウリスタ（サンパウロ州選手権）: 2017

個人

ボーラ・ジ・プラッタ: 2017
* プレミオ・クラッキ・ド・ブラジレイロン: 2017

プレースタイル

バルブエナは、センターバックとして、対人守備の強さ、空中戦での優位性、そして正確なパス能力を兼ね備えています。また、セットプレーでの得点能力も高く、チームに多くの貢献をもたらしています。戦術理解度も高く、チームの守備を安定させる重要な役割を担っています。

まとめ

ファビアン・バルブエナは、パラグアイのクラブからブラジル、そしてヨーロッパへとステップアップし、各クラブでその実力を発揮してきました。パラグアイ代表としても重要な役割を担っており、今後の活躍も期待されています。

もう一度検索