ファブリツィオ・グイディ

ファブリツィオ・グイディ（Fabrizio Guidi、1972年4月13日 - ）は、イタリアのポンテデーラ出身の元自転車競技選手です。主にロードレースで活躍し、数々の勝利を収めました。

主な戦績

グイディは、1995年にツール・デュ・ヴォクリューズで総合優勝を果たし、その才能を開花させました。翌1996年には、ジロ・デッレ・ヴァッリ・アレティーネ、グラン・プレミオ・コスタ・デリ・エトルスキといったイタリア国内のレースで優勝を重ね、ジロ・ディ・プリアでも総合優勝を飾りました。また、グロサー・プライス・デス・カントン・アールガウでも優勝し、国際的な舞台でもその実力を示しました。同年には、ジロ・デ・イタリアでポイント賞を獲得し、デンマーク一周では総合優勝と区間1勝を達成するなど、目覚ましい活躍を見せました。

1997年には、ジロ・デッレ・ヴァッリ・アレティーネで再び優勝し、デ・パンネ3日間レースやエウスカル・ビシクレタ、ポルトガル一周でも区間優勝を飾りました。1998年には、ダンケルク4日間レースで区間優勝を果たし、ブエルタ・ア・エスパーニャではポイント賞を獲得、さらに区間3勝を挙げるなど、グランツールでもその実力を発揮しました。

1999年には、グランプリ・ピノ・チェラミで優勝し、ジロ・デ・イタリアでも区間1勝を追加しました。2000年には、ブリュッセル〜イゼヘムで優勝し、ジロ・デ・イタリアでさらに区間2勝を重ね、ロンド・ファン・ネーデルラントでも区間優勝を果たしました。2001年には、パリ〜ニースとツール・ド・ロマンディでそれぞれ区間優勝を飾りました。

2002年には、フィレンツェ〜ピストイアで優勝し、2004年にはデンマーク一周で区間優勝、2005年にはオーストリア一周で区間優勝を果たしました。2006年には、ツール・ド・ワロニーで総合優勝と区間2勝を達成し、オーストリア一周とツール・ド・ポローニュでもそれぞれ区間優勝を飾りました。

ドーピング疑惑

2005年のHEWサイクラシックス時に採取されたサンプルから陽性反応が出ましたが、Bサンプルの検査で陰性となったため、処分は免れました。

2007年に引退。長年にわたり、ロードレース界で活躍したグイディは、そのスプリント力と勝負強さで多くのファンを魅了しました。

参考文献
* ファブリツィオ・グイディ - サイクリングアーカイヴス（英語）

もう一度検索