ファミリースタジアム2003

ファミリースタジアム2003

『ファミリースタジアム2003』は、2003年5月30日にナムコ（現：バンダイナムコエンターテインメント）から発売されたニンテンドーゲームキューブ用野球ゲームです。

概要

ゲームボーイアドバンスで発売された『ファミスタアドバンス』の続編として登場し、家庭用据え置き型ゲーム機としてはNINTENDO64の『ファミスタ64』以来、約6年ぶりの作品となります。ナムコが発売した唯一のゲームキューブ用スポーツゲームであり、2003年度開幕時のデータを使用しています。

本作の特徴は、以下の点が挙げられます。

高低差の概念の強化: 従来から採用されていた高低差の概念をより強化し、落ちる「フォーク」に加え、上に浮き上がる新球種「ホップボール」が追加。高低差を利用した駆け引きが楽しめます。
豊富な球場: 実在のプロ野球で使用されているフランチャイズ球場11球場に加え、「クロノアスタジアム」、条件を満たすと使用できる「ドドンがドーム」の全13球場が使用可能です。
GBA連携: GBAケーブルによるGBAとのリンクによる連動プレイに対応。試合中の特殊な条件下でGBA側のルーレットが選手の調子を変動させたり、選手村でのミニゲーム、選手の合体など、特殊なプレイが楽しめます。
実況の初搭載: ファミスタシリーズとしては初めて実況が収録されています。担当は谷口広明氏（後に実況パワフルメジャーリーグの実況担当）。
TVCM: 任天堂が製作し、当時シアトル・マリナーズに在籍していたイチロー選手が出演。

モード

以下の4つのモードが選択可能です。

エキシビション: 通常の対戦モード。実在プロ野球球団12球団に加え、オールセントラル、オールパシフィック、ナムコスターズ、選手村で作成したオリジナルチームを含む全16球団が使用可能。
ペナントレース: 本作のメインモード。従来のペナントレースに、オリジナルチームの作成・育成要素「選手村」を組み合わせたモード。チームを育成しながら日本一を目指します。試合数は10試合、30試合、70試合、140試合から選択可能。140試合のみオリジナルチームを作成でき、それ以外の試合数では1年限定のペナントレースとなります。
トレーニング: 投球練習、打撃練習、ホームラン競争、走塁練習、守備練習、スペシャルノックの6種類から選択できる練習モード。
オプション: サウンドの切り替えや実況の有無などを設定可能。

収録チーム

パシフィック・リーグ
西武ライオンズ
大阪近鉄バファローズ
福岡ダイエーホークス
千葉ロッテマリーンズ
日本ハムファイターズ
オリックスブルーウェーブ
オールパシフィック
セントラル・リーグ
読売ジャイアンツ
ヤクルトスワローズ
中日ドラゴンズ
阪神タイガース
広島東洋カープ
横浜ベイスターズ
オールセントラル
SPECIAL
ナムコスターズ
オリジナルチーム

その他

本作には非売品ディスクとして、2003年5月時点で発売または発売予定だったゲームキューブ用ソフト全115タイトルを、発売日順、ジャンル別、50音順で検索できる「ニンテンドーゲームキューブ ソフトeカタログ 2003・春」が同梱されていました。

同ディスクには、発売予定ソフトのデモとして『ビューティフル ジョー』のムービー・体験版や、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』、『テイルズ オブ シンフォニア』のゲーム情報・ムービーが収録されていました。

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