ファミリーピンボール

ファミリーピンボール

『ファミリーピンボール』は、1989年3月23日にアートマンが開発しナムコから発売されたテーブルゲームソフトです。このゲームは「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」の第54弾として登場し、北米では『Rock 'n Ball』という名で知られています。プレイヤーは多彩なキャラクターを操作し、さまざまなピンボールマシンで遊ぶことができます。

ゲーム内容

システム

本作では4つのゲームモードと7種類のピンボール台が用意されており、プレイヤーはナムコのキャラクターたちと共に楽しむことができます。ユニークなのは、フリッパーやボタンを使ってボールを打ち返すだけでなく、Bボタンと十字ボタンを使って台を揺らすこともできる点です。これにより、ボールの軌道を変えることができ、戦略的なプレイが求められます。

ゲームモード

• - パックマン: 従来のピンボールのスタイルを踏襲し、プレイヤーは上部で得点を稼ぎ、下にあるホールにボールを落とさないことを目指します。条件をクリアすると、障害物が出現しアウトホールを防いでくれます。
• - 9ボール: 賭けを行い、9つのボールを打つルールで、ビンゴのような感覚で役を揃えるゲームです。5ゲームの結果により裏技が教えてもらえる、戦略性豊かなモードです。
• - バトルフリッパー: こちらのモードでは、上下にフリッパーが配置された対戦台で、6人のキャラクターから相手を選ぶ形式です。どのゲーム形式を選んでも、直接対戦で勝負となります。
• - スポーツ: サッカーとアイスホッケーのゲームが選べるこのモードでは、フリッパーだけでなく、キーパーを動かすなどの操作も求められます。

特徴的なキャラクターたち

各キャラクターには独自の特性が存在します。

• - カイ: バランスは低めですが、玉が速くなる特性があります。
• - ワルキューレ: 高いバランスで運動量が多いのが特徴です。
• - モモ: スピードが早いが、リーチと反発力は低め。
• - 景清: 高いリーチと反発力を持つが、動きは遅い。
• - たろすけ: 高いバランスだが、リーチは一番短い。
• - パックマン: 平均的な実力を持ち、謙虚な性格。

評価

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューによると、本作は合計24点（満40点）を獲得しています。また『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票では20.27点（満30点）を記録。特に、ナムコのキャラクターが選べることが好評ですが、ゲームの内容が似通っているという意見も存在します。

『ファミリーピンボール』はその多様な楽しみ方により、今なお多くのファンに愛される作品となっています。

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