ファミ通文庫大賞

ファミ通文庫大賞は、2019年から2020年にかけて小説投稿サイト「カクヨム」上で開催されていたライトノベル文学賞です。かつて存在した「エンターブレインえんため大賞ライトノベルファミ通文庫部門」の後継として位置づけられます。

概要

この賞の特徴は、受賞者への特典としてファミ通文庫からのデビューが確約されていた点です。大賞や優秀賞を受賞すれば、プロの作家としてデビューする道が開かれました。また、前身のエンターブレインえんため大賞にはなかった「ゲームノベル特別賞」が設けられたことも大きな特徴です。これにより、ゲームを題材とした作品にもスポットライトが当たるようになり、ゲーム小説の新たな可能性が追求されました。

選考方法にも特徴がありました。従来の読者選考は行わず、ファミ通文庫編集部が応募作品を厳正に審査しました。編集部のプロの目で作品の質を見極め、将来性のある作家を発掘することに重点が置かれていました。

ファミ通文庫編集長の和田寛正氏によれば、新人賞の応募方法が複雑で分かりにくいという課題がありました。そこで、より多くの人に門戸を開くため、カクヨムを窓口として活用することを決定したとのことです。これにより、オンラインで手軽に応募できるようになり、より多くの才能が集まることが期待されました。

入賞作品一覧

(入賞作品一覧は省略)

脚注

(脚注は省略)

外部リンク
* 公式ウェブサイト

ファミ通文庫大賞は、ライトノベル業界に新たな風を吹き込むとともに、ゲーム小説というジャンルの可能性を広げる上で重要な役割を果たしました。短い期間での開催でしたが、多くの才能を発掘し、ライトノベル界に貢献したと言えるでしょう。

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