株式会社ファンティックの概要
株式会社ファンティックは、
東京都世田谷区成城に本社を置く日本の著名な
芸能事務所です。
1989年8月1日、人気
歌手の
松田聖子が以前所属していた
サンミュージックプロダクションから独立し、個人事務所の形で新たに設立されました。この時、代表取締役には
松田聖子の実父である蒲池孜が就任しました。
事務所の移り変わり
1999年、
松田聖子はかつての
レコード会社であるCBSソニーの元ディレクター、若松宗雄が設立したグリーンパーク・ミュージック(現在のエスプロ)へと移籍し、その影響でファンティックは一時的に閉鎖されます。しかし、
2002年に松田はグリーンパーク・ミュージック時代にデビューした長女の
神田沙也加を引き連れてファンティックを再開しました。
2014年の2月末には、松田は新たに設立した「felicia club」への移籍を発表し、ファンティックの所属アーティストは
神田沙也加と
TRUSTRICKのギタリストである
Billyの2名となることが決まりました。しかし、
TRUSTRICKは
2016年12月に活動を休止し、事務所に新たな変化が訪れます。
事業の展開と知的財産管理
2017年には更なる事業の発展を目指し、株式会社ローブを併設することが発表されました。これに伴い、蒲池光久が株式会社ローブの代表取締役社長を兼任することとなりました。また、
神田沙也加もローブに移籍し、マネジメント業務に従事することになりました。ファンティックはその後、
松田聖子の知的財産の管理と運用に特化した業務を進める方針を打ち出しました。
このように、株式会社ファンティックは
松田聖子の活動をバックアップしつつ、
芸能事務所としての役割を果たすとともに、家族が関与する特異な形態を持つ事務所として、今後の展開に注目が集まります。ファンティックは音楽や芸能の世界において、確固たる地位を築くべく、業務の多角化と知的財産の適切な運用を目指しています。ファンティックは、
松田聖子の長年の信頼を基につくられたブランドであり、その方向性は慎重に進められています。
参考文献と外部リンク
ファンティックの詳細な情報や最新の動向については、以下の参考文献や外部リンクをチェックしてみてください。