ファースト・キッス (フェアーグラウンド・アトラクションのアルバム)

『ファースト・キッス』は、1988年にイギリスのバンド、フェアグラウンド・アトラクションが発表したデビューアルバムです。アルバムジャケットには、著名な写真家エリオット・アーウィットの作品がトリミングされて使用されており、その印象的なビジュアルも話題となりました。

アルバムに収録されている楽曲は、以下の通りです（特記がない限り、マーク・E・ネヴィンによる作曲）。

1. 愛の微笑み - "A Smile in a Whisper" - 3:30
2. パーフェクト - "Perfect" - 3:36
3. ムーン・オン・ザ・レイン - "Moon on the Rain" - 3:56
4. ファインド・マイ・ラヴ - "Find My Love" - 3:46
5. フェアグラウンド・アトラクション - "Fairground Attraction" - 2:23
6. 風が知ってる私の名前 - "The Wind Knows My Name" - 4:10
7. クレアー - "Clare" - 3:15
8. コメディ・ワルツ - "Comedy Waltz" - 3:28
9. ムーン・イズ・マイン - "The Moon Is Mine" - 2:40
10. 駅前通りの子 - "Station Street" - 3:00
11. ウィスパーズ - "Whispers" (Eddi Reader) - 3:50
12. ハレルヤ - "Allelujah" - 3:24
13. フォーリング・バックワーズ - "Falling Backwards" - 2:25
14. ミソロジー - "Mythology" - 4:30

このアルバムには、エディ・リーダーの独特な歌声、マーク・E・ネヴィンのギター、サイモン・エドワーズのギタロン、レイ・ドッズのパーカッションとドラム、キム・バートンのピアノ、アコーディオン、ハープ、ロジャー・ボージョレのヴィブラフォンとグロッケンシュピールなど、多様な楽器が使用されています。また、アンソニー・シスルウェイトとスティーヴ・フォースターがマンドリン、イアン・ショウがバックグラウンド・ヴォーカル、ウィル・ヘイスティがクラリネットで参加しています。

『ファースト・キッス』は、フェアグラウンド・アトラクションの音楽的な特徴である、ジャズ、フォーク、カントリーなどの要素を巧みに融合させたサウンドが魅力です。特に、「パーフェクト」は、彼らの代表曲として広く知られており、エディ・リーダーの歌声とバンドの演奏が絶妙に組み合わさった名曲として評価されています。

アルバムジャケットに写真が使用されているエリオット・アーウィットは、アメリカを代表する写真家の一人であり、ドキュメンタリー写真やポートレート写真で高い評価を得ています。彼の作品は、ユーモアと人間味にあふれており、多くの人々に愛されています。

『ファースト・キッス』は、フェアグラウンド・アトラクションの音楽性、エリオット・アーウィットのジャケット写真、そして収録されている楽曲の質の高さなど、様々な要素が組み合わさった魅力的なアルバムとして、現在も多くの音楽ファンに愛され続けています。

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