フアン・カルロス・ナバーロ

フアン・カルロス・ナバーロ：スペインバスケ界のレジェンド

フアン・カルロス・ナバーロ・フェイホ（Juan Carlos Navarro Feijoo、1980年6月13日 - ）は、スペイン・カタルーニャ州出身の元プロバスケットボール選手です。主にシューティングガードとして、リーガACBのFCバルセロナなどで活躍しました。そのプレースタイルから「ラ・ボンバ（爆弾男）」という愛称で親しまれ、スペインバスケ界を代表する選手として知られています。

プロとしてのキャリア

ナバーロは、幼少期からバスケットボールを始め、CBサンファリウエンクを経て名門FCバルセロナのユースチームに入団しました。1997年11月27日、17歳という若さでFCバルセロナのトップチームに昇格し、リーガACBデビューを果たします。その後、国内外の数々の大会で目覚ましい活躍を見せました。

FCバルセロナでの活躍:
リーガACB優勝：2002-2003, 2003-2004, 2008-2009, 2009-2010, 2010-2011, 2011-2012, 2013-2014
コパ・デル・レイ優勝：2002-2003, 2006-2007, 2009-2010, 2010-2011, 2012-2013
ユーロリーグ優勝：2009-2010
リーガACBレギュラーシーズンMVP：2005-2006
リーガACBレギュラーシーズン得点王：2006-2007

NBAでの挑戦:
2007年、メンフィス・グリズリーズに入団しNBAに挑戦。オールルーキー2ndチームに選出されるなど一定の活躍を見せるも、1年でFCバルセロナに復帰。

スペイン代表としての輝かしい実績

ナバーロは、スペイン代表としても長年にわたりチームを牽引し、数々の国際大会でメダルを獲得しました。

オリンピック：銀メダル（2008年、2012年）
世界選手権：金メダル（2006年）
* ユーロバスケット：金メダル（2009年、2011年）、銀メダル（2003年、2007年）、銅メダル（2001年）

特に、2006年の世界選手権での優勝は、スペインバスケ界にとって歴史的な出来事であり、ナバーロも中心選手として大きく貢献しました。

引退とその後

ナバーロは2018年に現役を引退。引退後は、FCバルセロナのチームスタッフとして、後進の育成に携わっています。その功績を称え、FCバルセロナではナバーロの背番号「11」が永久欠番となっています。

フアン・カルロス・ナバーロは、その卓越した技術と勝負強さで、多くのバスケットボールファンを魅了し、スペインバスケ界に多大な貢献をしました。彼の名は、これからも語り継がれることでしょう。

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