フィン・カーター

フィン・カーター：ハリウッドと私生活の狭間で

フィン・カーター (Finn Carter) は、1960年3月9日、アメリカ合衆国ミシシッピ州グリーンヴィルで生まれました。著名な政治家一族の出身で、父はカーター政権時代に国務省広報担当次官補を務めたホディング・カーターです。弟は冒険家として知られるホディング・カーター4世、他に弁護士とアーティストの姉妹がいます。

恵まれた環境で育ったカーターですが、幼少期から芸能への関心を抱き、ウォルナットヒル・スクールでは演劇を専攻。卒業後はスキッドモア・カレッジに進学し、演技の研鑽を積みました。

1986年、CBS放送のメロドラマ『As the World Turns』でテレビドラマデビューを果たします。この作品でレギュラー出演し、広く視聴者に知られる存在となりました。彼女の演技力は高く評価され、今後の活躍に大きな期待が集まりました。

映画デビューは1989年の『カレッジ・ウォーズ』ですが、彼女の代表作として広く知られるようになったのは、1990年の『トレマーズ』でしょう。この作品で、地質調査に来た町で怪物に遭遇する大学生ロンダ役を演じ、高い評価を受けました。 ロンダ役は、カーターのキャリアにおいて重要な転換点となり、彼女の名を世に知らしめることとなりました。しかし、『トレマーズ』以降、映画作品への出演は減少。主にテレビシリーズへのゲスト出演を中心に活動を続けました。

私生活では、『As the World Turns』で共演した俳優のスティーヴン・ウェバーと1985年に結婚しますが、1994年に離婚。その後、1997年に再婚し、2人の娘をもうけましたが、この結婚も離婚に終わっています。

近年では、2019年7月29日、ネバダ州ラスベガスで盗難車に乗っていたところを逮捕されるという出来事がありました。さらに、14件の他人名義のクレジットカード及びデビットカードを所持していたとして、罪に問われています。この事件は、彼女のこれまでのキャリアや私生活に影を落とすこととなりました。

フィン・カーターのキャリアは、テレビドラマでの成功、映画『トレマーズ』でのブレイク、そして私生活における波乱に満ちたものとなっています。 華やかなハリウッドの世界と、複雑な私生活の狭間で揺れ動きながらも、女優として、そして一人の女性として、彼女は自身の道を歩み続けています。彼女の今後、そして更なる活躍に注目が集まります。

フィルモグラフィ (抜粋)

As the World Turns (1986- ) テレビシリーズ
カレッジ・ウォーズ (1989) 映画
トレマーズ (1990) 映画

(注記): 上記のフィルモグラフィは一部抜粋であり、彼女の全出演作品ではありません。

外部リンク

IMDb (英語)
* allcinema (日本語)

もう一度検索