フェイス・レーヘン

フェイス・レーヘンは、人気テレビドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜|バフィー_〜恋する十字架〜』およびスピンオフ作品『エンジェル』に登場する、複雑な背景を持つキャラクターです。エリザ・ドゥシュクが演じ、日本語吹替えは湯屋敦子が担当しました。

『バフィー 〜恋する十字架〜|バフィー_〜恋する十字架〜』での活躍

第3シーズン：

初登場は第3話「信念、希望、そして策略」。当初はバンパイア、カキストスとトリックに追われるスレイヤーとしてバフィーの味方でしたが、シーズン中盤、助役殺しをきっかけにバフィーと対立し、敵対する市長の側につきます。市長との間には、援助交際にも似た関係があり、高価なプレゼントと引き換えにバフィーたちの情報を流していました。エンジェルを石弓で狙撃したことがきっかけでバフィーとの間で激しい死闘を繰り広げ、最終的に敗北します。

第4シーズン：

昏睡状態から目覚めたフェイスは、メッセンジャーの悪魔から市長の遺産を受け取ります。その後、バフィーを再び襲撃し、市長の遺産である入れ替わりの術を使ってバフィーの体を乗っ取ります。バフィーの姿で大学に現れ、ライリーを誘惑したり、スパイクに色目を使ったり、椅子にだらしなく座りテーブルに足を乗せたりと、奔放な行動をとります。タラの吃音をからかったことから、面識のなかったタラに入れ替わりに気づかれます。その後、バンパイアが大学構内の教会を占拠する事件が発生し、フェイスはバフィーの体のままバンパイアたちと戦い、最終的に体をバフィーに返します。

『エンジェル』での転換

スピンオフ作品『エンジェル』では、エンジェルと敵対する弁護士事務所の刺客として登場します。しかし、エンジェルはフェイスの凶暴な性格の裏に隠された自殺願望を見抜きます。エンジェルを襲撃した際、フェイスは「私は悪い子。殺して」と叫び、泣き崩れます。この事件をきっかけにフェイスは更生を決意し、後の第7シーズンではバフィーと共にバンパイアとの戦いに身を投じることになります。

『Buffy the Vampire Slayer』第8シーズン

コミック版の第8シーズンでは、ジャイルズの依頼で外道スレイヤー集団「Evil Slayer Club」に潜入します。しかし、クラブのウォッチャーであるロダンに拉致され、バフィーとの乱闘に発展。その後、謎の囁き声に操られ、バフィーを溺死させようと画策します。

フェイス・レーヘンは、その複雑な生い立ちと内面の葛藤を通して、視聴者に強い印象を与えたキャラクターです。彼女のダークな側面と、そこから立ち直ろうとする姿は、多くのファンを魅了し続けています。

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