フェリックス・クロース

フェリックス・クロース（Felix Kroos、1991年3月12日 - ）は、ドイツのグライフスヴァルト出身の元プロサッカー選手です。ポジションは主にミッドフィールダー（MF）でしたが、フォワード（FW）もこなせるユーティリティ性も持ち合わせていました。

経歴

クロースは、2002年にハンザ・ロストックのユースチームに加入し、着実に才能を伸ばしました。2008年にはトップチームに昇格し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。2009年1月28日には、DFBポカール（ドイツ国内カップ戦）のVfLヴォルフスブルク戦でプロデビューを果たしました。

しかし、2部リーグへの降格を機にハンザ・ロストックを退団。新たな挑戦の場として、2010年6月15日にヴェルダー・ブレーメンと3年契約を結びました。ブレーメンでは、持ち前のテクニックと戦術眼を活かし、チームに貢献しました。

2016年夏には、2部リーグに所属する1.FCウニオン・ベルリンへ完全移籍。ウニオン・ベルリンでは中心選手として活躍し、チームを牽引しました。

2020年9月4日、アイントラハト・ブラウンシュヴァイクと契約。しかし、2021年7月19日に現役引退を表明し、プロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

人物

フェリックス・クロースの兄は、かつてレアル・マドリードで活躍した世界的名手、トニ・クロースです。また、母のビルギットは旧東ドイツの元バドミントン王者というスポーツ一家に育ちました。

プレースタイル

中盤でのボール奪取能力が高く、攻撃の起点となるパスセンスも持ち合わせていました。また、戦術理解度が高く、状況に応じた的確な判断でチームを勝利に導きました。献身的なプレーも持ち味で、チームのためにハードワークを厭わない姿勢は、多くのファンから愛されました。

引退後

引退後はサッカー解説者や指導者として活動しており、その経験と知識を次世代の育成に活かしています。また、サッカー界への貢献も積極的に行っており、多方面で活躍しています。

外部リンク

フェリックス・クロース - fussballdaten.de （ドイツ語）
Felix Kroos in Portrait

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