フェリックス・ノイロイター

フェリックス・ノイロイター：ドイツが生んだアルペンスキーのスター

フェリックス・ノイロイター（Felix Neureuther）は、1984年3月26日生まれのドイツ人アルペンスキー選手です。バイエルン州ミュンヘン近郊で生まれ育ち、ドイツのアルペンスキーナショナルチームの一員として、長年にわたり国際舞台で活躍しました。

輝かしい戦績

ノイロイターは、6度の世界選手権と2度のオリンピックに出場し、数々のメダルを獲得しています。2005年の世界選手権では、ドイツチームの一員として団体戦で金メダルを獲得。2013年の同大会では、得意の回転で銀メダル、団体戦で銅メダルを獲得しました。

ワールドカップでは、2009/2010年シーズンのキッツビュール大会（オーストリア）の回転で初優勝。さらに、2013/2014年シーズンのアーデルボーデン大会（スイス）では、大回転で記念すべき初優勝を飾りました。この優勝は、ドイツ人選手として男子同種目において、1973年のマックス・リーガー以来、実に41年ぶりの快挙でした。

2017/2018年シーズンには、大回転第1戦が中止となったため、事実上の開幕戦となった回転第1戦（フィンランド・レヴィ）で勝利を収めました。しかし、その後のアメリカ・ビーバークリークでの大回転に向けた練習中に左膝十字靱帯を断裂し、残念ながらシーズンを棒に振ることになりました。

2016/2017年シーズン終了時点で、ノイロイターはワールドカップで通算12勝、表彰台には46回も上がっています。これは、彼の長年の努力と才能の賜物と言えるでしょう。

スキー一家のサラブレッド

ノイロイターの両親も、ともに1970年代に西ドイツのアルペンスキー・ナショナルチームのメンバーとして活躍した、スキー界の著名な人物です。

父親のクリスチアン・ノイロイターは、ワールドカップの回転で通算6勝をマーク。母親のロジー・ミッターマイヤーは、1976年のインスブルックオリンピックで滑降と回転の2冠を達成し、さらに同年の世界選手権制覇、ワールドカップ総合優勝も成し遂げた、まさに伝説的な選手です。

両親の血を受け継ぎ、幼い頃からスキーに親しんできたノイロイター。その才能を開花させ、ドイツを代表するアルペンスキー選手として、数々の輝かしい成績を残しました。彼の活躍は、多くの人々に感動と勇気を与え、アルペンスキー界にその名を刻みました。

関連情報

公式サイト: http://www.felix-neureuther.de/
国際スキー連盟(FIS): https://www.fis-ski.com/DB/general/athlete-biography.html?sectorcode=AL&competitorid=43208
* Olympedia: https://www.olympedia.org/athletes/103101

もう一度検索