フェルディナンド・デジョルジ

フェルディナンド・デジョルジ

フェルディナンド・デジョルジ（Ferdinando De Giorgi）は、1961年10月10日生まれの元イタリア男子バレーボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。彼は特に、イタリア代表チームの一員として数多くの大会で優れた成果を上げた選手であり、選手引退後も成功した監督としての道を歩んでいます。

来歴

デジョルジは南イタリアのスクインツァーノに生まれました。1981年、彼はセリエA2のウジェントに入団し、その4年後にはクラブをセリエA1へ昇格させる大きな役割を果たしました。1986年にはモデナに移籍し、翌1987年にはリーグ優勝を達成しました。

彼の代表デビューは1987年6月30日のフランス戦であり、この試合をきっかけに彼はイタリア代表のセッターとして多くの試合に出場します。実に通算330試合に出場し、これはイタリア代表の歴代6位に相当します。90年代には、3連覇を含む世界選手権や、ワールドリーグでの5度の優勝、さらに1989年の欧州選手権でも優勝しています。彼は2002年に代表を退くまで、イタリアのバレーボール界で重要な存在であり続けました。

指導者としての道

デジョルジは2000年に現役を引退し、当時所属していたセリエAのクーネオで選手兼任監督としてのキャリアをスタートさせました。引退後、彼は指導者としての実績を積むべく、様々なクラブを指導しました。2003年にはペルージャの監督として就任し、A1昇格から数年でリーグ準優勝に導いた実績があります。

その後、2005年にはマチェラータの監督に就任し、彼の指導の下でクラブ史上初のセリエAリーグ優勝を果たしました。指導者としての実績が評価され、2021年には東京オリンピック後にイタリア男子代表の監督に就任しました。

選手としての成績

デジョルジは選手としても多くの大会に出場しており、以下の主要な国際大会での成果があります。

• - オリンピック: 1988年（9位）
• - 世界選手権: 1990年、1994年、1998年（金メダル）
• - ワールドカップ: 1989年（銀メダル）
• - ワールドリーグ: 1990年、1991年、1992年、1994年、1995年（優勝）
• - 欧州選手権: 1989年（優勝）

所属クラブ

デジョルジは以下のクラブでプレーしました。

• - ファルキ・ウジェント（1981-1986年）
• - パニーニ・モデナ（1986-1987年）
• - ガベカ・モンティキアーリ（1987-1990年）
• - ペトラルカ・パドヴァ（1990-1992年）
• - パッラヴォーロ・ファルコナーラ（1992-1994年）
• - クーネオVBC（1994-1997年）
• - ガベカ・モンティキアーリ（1997-2000年）
• - ピエモンテ・バレー（2000-2002年）

計画と未来

デジョルジは現在もイタリア男子代表の監督として活動しており、彼の豊富な経験を活かした指導によって、さらなる成功を追い求めています。選手時代からの実績に裏打ちされた指導者としての彼の手腕に、今後も注目が集まるでしょう。

もう一度検索