フェルラン・メンディ

フェルラン・メンディ

フェルラン・メンディは、1995年6月8日にフランスのイヴリーヌ県ムラン・アン・イヴリーヌで生まれたサッカー選手です。彼はディフェンダーとして活躍し、現在はスペインのラ・リーガに所属する名門クラブ、レアル・マドリードの一員としてプレイしています。また、フランス代表としても知られています。

経歴

メンディは、セネガル人の両親のもとに生まれ、9歳からはパリ・サンジェルマンFCの下部組織に参加しました。しかし、11歳のときに悲劇が訪れます。父親が他界し、その後14歳で腰を大けがし、一時は選手生命が危ぶまれる状況に陥りました。しかし、彼は厳しいリハビリを経て復帰し、その後はFCマントワでの活躍がスカウトの目に留まることになります。2013年には、育成が盛んなル・アーヴルACに引き抜かれ、2016-17シーズンにはリーグ・ドゥで35試合に出場しました。

2017年6月には、リーグ・アンの強豪、オリンピック・リヨンに移籍し、契約期間は5年間で移籍金は500万ユーロとされています。リヨンではそのポテンシャルを遺憾なく発揮し、2017-18シーズンには27試合に出場し、4アシストを記録します。その後、チームはメンディとの契約を2023年まで延長します。2018-19シーズンには公式戦44試合に出場し、3ゴールと3アシストを記録。リーグ・アンではドリブル成功率で全DFの中で2位の成績を収め、UEFAチャンピオンズリーグでもその実力を証明しました。2018年11月にはフランス代表デビューも果たしました。

2019年6月12日、メンディはレアル・マドリードに移籍することが発表され、契約期間は6年間、移籍金は4800万ユーロ（当時は約59億円）と報じられました。入団から半年後にはその身体能力を活かした堅実な守備が評価され、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取ります。そして、マルセロからレギュラーの座を奪取し、2020-21シーズンも左サイドバックとして欠かせない存在となります。しかし、2021年4月に左足の違和感を訴え、脛骨骨膜炎と診断され、その結果、第10節のFCバルセロナ戦に復帰するまでに約6ヶ月を要しました。

代表歴

2018年11月には、負傷したバンジャマン・メンディの代わりにフランス代表に初選出され、ウルグアイ戦でデビューを果たしました。彼の代表での活躍も期待されています。

個人成績

2021年8月10日時点で、メンディは国際Aマッチで7試合に出場していますが、得点は記録していません。

タイトル

クラブ

• - レアル・マドリード

- プリメーラ・ディビシオン：3回（2019-20, 2021-22, 2023-24）
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ：3回（2019, 2022, 2023）
- UEFAチャンピオンズリーグ：2回（2021-22, 2023-24）
- UEFAスーパーカップ：2回（2022, 2024）

個人

• - リーグ・ドゥ チーム・オブ・ザ・イヤー（2016-17）
• - リーグ・アン チーム・オブ・ザ・イヤー（2017-18, 2018-19）

メンディは、若くして数々の成功を収めてきた選手であり、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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