『フォーリーブス・ヤング・サプライズ 少年たち 〜小さな抵抗〜』
この
アルバムは
1969年12月5日にリリースされ、
フォーリーブスにとって初の
サウンドトラック作品となっています。日本のポップカルチャーの一端を担ったこの作品は、楽曲のクオリティやアートワークにもこだわりが見られ、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。
『
フォーリーブス・ヤング・サプライズ 少年たち 〜小さな抵抗〜』は、ハイ・ソサエティーや
ジューク・ボックス、そして劇団「天井桟敷」とのコラボレーションによって誕生しました。ジャケットの撮影を手掛けたのは著名な写真家沢渡朔氏で、題字は作家・政治家としても知られる石原慎太郎氏が担当しました。また、芸術監修には萩原朔美氏が関与しており、作品全体に対する丁寧なアプローチが感じられます。
作詞にあたる寺山修司や高橋睦郎などの著名な作家陣が参加し、
アルバムが持つメッセージ性を一層高めています。彼らの詩は、1960年代の社会に対する若者の反抗や思索を反映しているかのようです。
収録曲
この
アルバムにはLPとCDの両方で収録された楽曲が含まれています。リリース当初のLP盤のSIDE Aには、以下の曲が収められています。
作・編曲: 白鳥八郎
作詞: 寺山修司
作曲: 白野隆一
編曲: 白鳥八郎
作詞: 加味優
作曲・編曲: 白鳥八郎
作詞・作曲:
江木俊夫
編曲: 白鳥八郎
作詞: 高橋睦郎
作曲・編曲: 中村八大
続いて、SIDE Bには以下の曲が収録されています:
作詞: 高橋睦郎
作曲・編曲: 東海林修
作詞: 高橋睦郎
作曲・編曲: 東海林修
作詞: 高橋睦郎
作曲・編曲: 東海林修
作詞: 高橋睦郎
作曲・編曲: 東海林修
- - 少年たちの歩み -君にこの歌を、なぜっておいらに聞くのかい-
作詩: 藤田敏雄・寺山修司
作曲: 白鳥八郎・白野隆一
編曲: 白鳥八郎
作詞: 藤田敏雄
作曲・編曲: 白鳥八郎
アルバムの中でも特に「なぜっておいらに聞くのかい」は、
フォーリーブスのメンバーではなく劇団「天井桟敷」のキャストによって歌われています。この曲は、非常に印象に残るメロディとともに、当時の若者の心情を表現しています。
CD版ではこれらの曲が全て収録され、より多くのリスナーに届けられました。
アルバムが持つ豊かな音楽性は、今なお多くのファンに愛され続けています。この作品を通じて、
フォーリーブスの音楽が持つ力や、青春の苦悩や喜びを感じ取っていただきたいと思います。