フュクセ・ベルリン

フュクセ・ベルリン：ハンドボールクラブの概要

フュクセ・ベルリン（Füchse Berlin）は、ドイツ・ベルリンを拠点とするハンドボールクラブです。ハンドボール・ブンデスリーガに所属し、本拠地はマックス・シュメリング・ハレを使用しています。

歴史

1891年にライニッケンドルフ・フュクセ（Reinickendorfer Füchse）として創設されました。

2005年に本拠地をマックス・シュメリング・ハレに移転するとともに、クラブ名をフュクセ・ベルリン（Füchse Berlin）に改称しました。この年は2部リーグで13位という成績でした。

2006-07年シーズンには、2部リーグで圧倒的な強さを見せ、32勝2敗で優勝を果たし、1部リーグへの自動昇格を決めました。

1部昇格後、2007-08年シーズンは12位、2008-09年シーズンは10位、2009-10年シーズンは9位と、着実に順位を上げていきました。

2010-11年シーズンには3位となり、EHFチャンピオンズリーグへの出場権を獲得。決勝トーナメントに進出し、準決勝では同じブンデスリーガの強豪THWキールと対戦しましたが、24対25で惜敗しました。

2011-12年シーズンも3位で終え、EHFチャンピオンズリーグに2年連続で出場。再び決勝トーナメントに進出しましたが、初戦でスペインのアトレティコ・マドリードに55対56で敗れました。

2012-13年シーズンは4位で終え、EHFカップに出場。予選を突破し、本拠地マックス・シュメリング・ハレで開催された決勝トーナメントに進出しました。準決勝ではハンガリーのピック・セゲドに22対24で敗れましたが、3位決定戦ではルーマニアのコンスタンツァに29対28で勝利しました。

2013-14年シーズンは5位となり、EHFカップに2年連続で出場。予選ラウンド、予選グループを突破し、2015年5月に行われた決勝トーナメントに進出。決勝では同じブンデスリーガのHSVハンブルクを30対27で破り、見事初優勝を飾りました。このタイトル獲得により、2015年9月から開催されるスーパーグローブへの初出場を決めました。スーパーグローブでは、アフリカ王者のクラブ・アフリカン、スペインの強豪FCバルセロナを破り、初出場ながら決勝に進出。決勝ではハンガリーのMKBヴェスプレームKCを延長戦の末に破り、初優勝を飾りました。

2015-16年シーズンは5位で終え、EHFカップへの出場権を獲得。前回優勝チームとして、2016年9月からスーパーグローブに出場。アジア王者のカタール・レフウィヤ、ホスト国として出場のカタール・アル・サッドを破り、2年連続で決勝に進出しました。決勝ではフランスのパリ・サンジェルマンと対戦し、29対28で勝利し、2年連続優勝を果たしました。スーパーグローブ終了後にはEHFカップに参加し、前回同様予選を突破。2017年5月の決勝トーナメントに進出し、決勝まで進みましたが、同じブンデスリーガのフリッシュ・アウフ・ゲッピンゲンに22対30で敗れました。

2016-17年シーズンは4位で終え、EHFカップへの2年連続出場が決定。2017年8月に行われたスーパーグローブには、前回王者として3年連続で出場。パンアメリカン王者のブラジル・ECピニェイロス、ホスト国（カタール）として出場したアル・サッドを破り、3年連続で決勝に進出。決勝ではFCバルセロナと対戦しましたが、25対29で敗れ、3連覇を逃しました。

主な成績

スーパーグローブ: 優勝2回（2015年、2016年）
EHFカップ: 優勝1回（2013-14年）

国内リーグでの優勝経験はありません。

外部リンク

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