フランシスコ・カンポス

フランシスコ・カンポス・マチャド（Francisco Campos Machado）は、1972年8月12日生まれ、メキシコ合衆国ソノラ州出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として活躍しました。

経歴

1991年、カンポスはヒューストン・アストロズに捕手として入団し、プロのキャリアをスタートさせました。しかし、野手としてはなかなか結果が出ず、1993年にメキシカンリーグ（LMB）のカンペチェ・パイレーツに移籍します。

1995年、カンポスは大きな転換期を迎えます。それは投手への転向でした。1996年からは先発投手として定着し、2000年と2001年には2年連続で二桁勝利を挙げるなど、才能を開花させました。メキシカンリーグで活躍する傍ら、1999年には台湾プロ野球でもプレー。2002年から2004年までは、マイナーリーグ（AAA級）にも挑戦しました。

2002年には、当初韓国プロ野球のハンファ・イーグルスと契約を結びましたが、ミルウォーキー・ブルワーズとの二重契約問題が発覚し、残念ながら来韓することなく契約解除となりました。

カンポスのシーズンは、春から秋にかけてはメキシカンリーグ、冬はリーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ（LMP）でプレーするというサイクルで構成されていました。47歳となる2019年まで現役を続け、長きにわたり第一線で活躍しました。

また、カンポスはメキシコ代表としても活躍し、2006年と2009年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場しています。

実績

カンポスは、LMBとLMPの両リーグで投手三冠を獲得した唯一の投手です。これは、彼の傑出した実力を証明するものでしょう。現役最終年となった2019年7月2日には、メキシカンリーグ通算200勝を達成。通算奪三振数は2,181で、これはリーグ4位という記録です。

スペイン語で三振を意味する「ポンチェ」（Pancho Ponches）という愛称で呼ばれ、メキシコを代表する本格派投手として、多くのファンに愛されました。

引退後

2020年、カンポスは古巣であるカンペチェ・パイレーツの監督に就任しました。しかし、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によりリーグが開催されなかったため、2021年から公式戦で指揮を執ることになりました。

フランシスコ・カンポス・マチャドは、メキシコ野球界に多大な功績を残した、記憶に残る名投手です。

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