フランス語学力資格試験

DELF/DALF：フランス語学力資格試験とは

DELF（Diplôme d'études en langue française）とDALF（Diplôme approfondi de langue française）は、フランス語を母語としない人のためのフランス語能力を測る公式資格試験です。フランス教育インターナショナルが運営し、フランス国民教育省が認定しています。

試験の概要

DELFとDALFは、ヨーロッパ言語共通参照枠（CECRL）の6段階のレベルに対応しており、国際的な基準に準拠しています。資格の有効期限はありません。

試験の種類は以下の通りです。

DELF Prim: 小学生対象 (A1.1, A1, A2)
DELF Junior: 中高生対象 (A1, A2, B1, B2)
DELF DALF: 大学生・社会人対象 (A1, A2, B1, B2, C1, C2)

どの試験も同等の価値を持ちますが、教材は対象者層に合わせて調整されています。

受験級と学習時間

各レベルに必要な学習時間の目安は以下の通りです。

DALF

C2 熟練: 1000時間以上
C1 自律的運用: 850時間以上

DELF

B2 上級: 550時間以上
B1 中級: 350時間以上
A2 初級: 160時間以上
A1 入門: 60時間以上

DELF Primのみ、A1.1レベルを受験できます。

試験内容

試験は、聴解（リスニング）、読解（リーディング）、文書作成（ライティング）、口頭表現（スピーキング）の4つの技能を評価します。

聴解: フランス語の会話やアナウンスを聞き、内容を理解する能力を測ります。
読解: フランス語の記事や文学作品などを読み、内容を理解する能力を測ります。
文書作成: 与えられたテーマについて、フランス語で文章を作成する能力を測ります。
口頭表現: 面接官とフランス語で会話をしたり、提示されたテーマについて発表したりする能力を測ります。

各技能は25点満点で、合計100点満点です。各技能で5点以上を獲得し、合計50点以上で合格となります。

まとめ

DELFとDALFは、フランス語の能力を証明するための国際的に認められた資格です。自分のレベルに合った試験を選び、目標に向けて学習を進めましょう。

外部リンク

DELF DALF

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