フランソワ・クレール

フランソワ・クレール（François Clerc, 1983年4月18日 - ）は、フランス・アン県ブール＝カン＝ブレス出身の元サッカー選手です。ポジションはディフェンダーで、元フランス代表としても活躍しました。日本のメディアではクレルクと表記されることもあります。

経歴

オリンピック・リヨンの下部組織で育ち、才能を発揮し始めました。2004-05シーズンにはトゥールーズFCへレンタル移籍を経験。リヨン復帰後の2005-06シーズンには、アントニー・レヴェイエールの負傷というアクシデントを乗り越え、重要な戦力として認識されるようになりました。

その活躍が認められ、各国のリーグからオファーが届くようになり、2008年にはEURO2008のフランス代表メンバーに選出されました。グループリーグ最終戦のイタリア戦でウィリー・サニョルとの交代で出場を果たしましたが、出場機会はこの1試合のみで、チームはグループリーグ敗退となりました。

その後、右膝の十字靱帯断裂という重傷を負い、以前のような輝きを取り戻すことができなくなりました。レヴェイエールにポジションを奪われた上、ラミーヌ・ガサマの台頭もあり、存在感を発揮できなくなってしまいました。

2010-11シーズンには、夏の移籍市場最終日である2010年9月1日にOGCニースへ移籍しました。ニースではレギュラーとして活躍し、本来の輝きを取り戻しました。

2012年7月9日には、古巣リヨンのライバルチームであるASサンテティエンヌへ移籍。

2016年6月9日には、ガゼレク・アジャクシオへ移籍し、2017-18シーズン終了後に現役を引退しました。

2019年3月31日、ASFアンドレジューの会長に就任しました。

プレースタイル

フランソワ・クレールは大舞台でも安定したプレーを見せる精神力と、攻撃と守備のバランスの良さが持ち味です。攻撃的なチームであるリヨンにおいて、攻撃参加したセンターバックのカバーをしっかりとこなせる貴重な存在でした。

所属クラブ

リヨンB (2001-2005)
→ トゥールーズFC (2004-2005) (loan)
オリンピック・リヨン (2005-2010)
OGCニース (2010-2012)
ASサンテティエンヌ (2012-2016)
ガゼレク・アジャクシオ (2016-2018)

タイトル

ASサンテティエンヌ

* クープ・ドゥ・ラ・リーグ: 2012-13

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