フランチェスコ・ローディ

フランチェスコ・ローディ

フランチェスコ・ローディ（Francesco Lodi）は、1984年3月23日生まれの元サッカー選手で、イタリアのナポリ出身です。彼は主にミッドフィールダーとしてプレーし、その才能は特にフリーキックにおいて際立っています。現役選手としてのキャリアは長く、多くのクラブでのプレーを通じて評価を得ました。

経歴

クラブでの経歴

ローディはエンポリFCのユース出身で、2000年9月にはセリエBに所属するトップチームでデビューを果たしました。デビュー後、彼はヴィチェンツァ・カルチョに半年間のレンタル移籍を行い、その後エンポリに復帰します。2004-05シーズンには27試合で6得点を記録し、クラブのセリエA昇格に大きな貢献をしました。

2006年にはフロジノーネ・カルチョへレンタル移籍し、ここでの活躍が光ります。1年目には11得点、2年目にはミッドフィールダーとして20得点を記録し、チーム内得点王を獲得しました。2008-09シーズンに再びエンポリに戻り、12得点を挙げることで注目を集めました。これにより、2009-10シーズンにはウディネーゼへレンタル移籍し、さらなる挑戦を継続しました。

再びエンポリに戻った後、2010年にはフロジノーネ・カルチョと共同保有契約を結び、次いでカターニアへ移籍します。カターニアではレギュラーとして活躍し、特に2011-12シーズンには新監督のもとでレジスタとして才能を開花させ、セリエAで自己最多の9得点を記録しました。この活躍により、カターニアは過去最高の8位に到達しました。

その後も彼のキャリアは続き、2013年にはジェノアCFCに移籍。しかし新監督が就任すると出場機会が減少し、すぐにカターニアに復帰します。カターニアでは19試合に出場したものの、クラブは降格の憂き目にあいました。さらに、2014年にはパルマFCへレンタル移籍し、そこでも苦しい状況が続きました。

2015年にはウディネーゼ・カルチョに自由移籍し、6シーズンぶりに古巣に戻ります。2017年にはカターニアに再加入し、さらには各クラブを経て2022年にカターニアへ4度目の加入を果たします。最終的に2023年7月25日に現役引退を表明しました。

代表経歴

ローディはイタリア代表の各年代別チームでも活躍しており、特に2003年のUEFA U-19欧州選手権では優勝に貢献しました。これにより、彼の評価は一層高まりました。

プレースタイル

フランチェスコ・ローディはイタリア屈指のフリーキックの名手として知られており、2016年の時点でフリーキックからの得点が10を記録しています。これはアンドレア・ピルロに次ぐセリエAで2位の記録です。彼のフリーキックは広く評価されており、EAのサッカーゲーム「FIFA17」ではフリーキック能力値が上位10選手にランクインされています。

ローディのキャリアは、数々のクラブでの成功とフリーキックにおける非凡な才能に裏打ちされたものであり、サッカー界での彼の功績は今も多くのファンに記憶されています。

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