ブバカル・クヤテ

ブバカル・クヤテ：マリ代表のディフェンダー

ブバカル・クヤテ（Boubakar Kouyaté, 1997年4月15日 - ）は、マリ共和国出身のサッカー選手です。ポジションは主にディフェンダーを務め、その堅実な守備でチームに貢献しています。彼は「キキ・クヤテ（Kiki Kouyaté）」という愛称でも知られています。

クラブキャリア

クヤテは、2015年にASレアル・バマコからモロッコのクラブ、カウカブ・マラケシュへ移籍し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、2016年8月26日にはポルトガルの名門スポルティング・クルーベ・デ・ポルトゥガルへ移籍。セカンドチームで出場機会を得て、イヴァニウド・フェルナンデスとセンターバックのコンビを組み、レギュラーとして活躍しました。しかし、2018年2月4日の試合で負傷し、そのシーズンを棒に振るという不運にも見舞われました。スポルティングのトップチームでの出場機会はありませんでした。

2019年1月には、フランス・リーグ・ドゥのESTAC（トロワ）へ3年半契約で移籍。2月1日のデビュー戦を皮切りに、2週間後には右サイドバックとして出場するなど、様々なポジションでチームに貢献しました。翌シーズンにはレギュラーとして定着し、クラブの得点源としても活躍しましたが、1月27日の試合で再び負傷。しかし、その活躍が認められ、リーグ・ドゥのベストイレブン候補にも選ばれました。また、イングランドのノッティンガム・フォレストFCからの関心も報じられました。

2020年8月25日には、フランス・リーグ・アンのFCメスへ4年契約で完全移籍。リーグ・アンでの挑戦をスタートさせました。

2023年1月20日、モンペリエHSCに移籍。

代表キャリア

クヤテは、マリ代表としても活躍しています。2017年9月には、2018 FIFAワールドカップ・アフリカ3次予選のモロッコ代表戦のメンバーに招集されましたが、出場機会はありませんでした。代表デビューは、2019年3月26日に行われたセネガル代表との親善試合でした。

プレースタイルと評価

クヤテは、恵まれた体格と身体能力を生かしたディフェンスが持ち味です。空中戦の強さや、対人守備における粘り強さに定評があります。また、足元の技術も高く、正確なパスで攻撃の起点となることもできます。センターバックだけでなく、サイドバックもこなせるユーティリティ性も兼ね備えています。

今後の更なる成長と活躍が期待される選手の一人です。

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