ブライス・ミッチェルについて
ブライス・ミッチェル(Bryce Mitchell)は、
1994年10月4日生まれの
アメリカ合衆国の
男性総合格闘家です。彼はアーカンソー州テクサーカナ出身で、バラタMMAに所属しています。現在、UFC世界
フェザー級ランキングでは12位に位置付けられています。
来歴
高校では
バスケットボールとレスリングの選手として活躍し、レスリングでは州の選手権で2位や4位を獲得するなどの成績を残しました。この経験が彼の格闘家としての基盤を築くこととなります。
2015年にプロ
総合格闘技のキャリアをスタートさせ、ローカルの団体で9戦全勝を収めました。その中で8試合を一本勝ちで決めるなど、彼の競技能力は早くも注目を集めるようになりました。
TUFへの参加
ミッチェルは
2018年5月にリアリティ番組『
The Ultimate Fighter』のシーズン27に参加しました。この番組ではダニエル・コーミエのチームに所属し、
フェザー級トーナメントで初戦を勝ち抜くも、2回戦ではブラッド・カトナにニーキックからのリアネイキドチョークで敗れてしまいます。
UFCでの活躍
2018年7月6日、彼はUFCデビュー戦となる『
The Ultimate Fighter 27 Finale』でタイラー・ダイアモンドと対戦し、判定勝ちを収めました。
2019年にはボビー・モフェットと戦い、こちらも判定で勝利し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。
同年12月7日にはUFC on ESPNでマット・セイルズと対戦し、ツイスターでの一本勝ちを決め、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトも受賞しました。これによりミッチェルはUFC史上でツイスター勝利の2人目となり、またこの試合でUFCのサブミッション・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。
2022年3月5日、彼はランキング10位のエジソン・バルボーザと対戦し、圧倒的な内容で勝利を収めましたが、12月にはランキング14位のイリア・トプリアとの試合で自身初の黒星を喫しました。2023年には再び勝利を手にしたものの、その後の試合では敗北を経験しました。
人物とエピソード
ミッチェルは試合時にカスタムショーツを着用したことでも知られており、これはUFCのユニフォーム制度導入以来初めてのことでした。また、エジソン・バルボーザとの試合後には、ファイトマネーの一部を地元の慈善活動に寄付する意向を示し、UFC代表のダナ・ホワイトからも称賛を受けるなど、彼の行動はファンや業界に良い影響を与えています。
戦績と賞
ミッチェルはV3 Fights
フェザー級王座を2017年に獲得し、その後もUFC内で様々な賞を受けています。彼は1回のファイト・オブ・ザ・ナイト、1回のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト、そして
2019年のサブミッション・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。今後の活動にも大きな期待が寄せられています。