ブラックマヨネーズのずぼりらじお

「ブラックマヨネーズのずぼりらじお」は、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズ（小杉竜一、吉田敬）がパーソナリティを務めたラジオ番組です。2002年 10月13日から2005年 4月3日まで、朝日放送ラジオ（ABCラジオ）で放送されました。

番組概要

この番組は、2002年7月に放送された単発特番「ブラックマヨネーズのヘイヘイラジオ」が好評だったことをきっかけにレギュラー化されました。M-1グランプリで優勝する前のブラックマヨネーズにとって数少ないレギュラー番組であり、彼らの初期からのファンには特に思い入れの強い番組として知られています。

番組は、ブラックマヨネーズの2人がじっくりと向き合う貴重な場であり、各コーナーの宿題に取り組んだり、他の番組で「ずぼりの感じで行こう」という言葉がキーワードになるなど、単なるレギュラー番組以上の意味を持つと、最終回で語られました。放送回数は全129回で、放送時間は日曜日の23:30～24:30（2003年9月までは24:00～24:30）でした。最終回のみ生放送で実施されました。

フリートーク

番組の中心となるフリートークでは、2人がその週に感じたことや、ハゲやブツブツといった容姿に関するネタを交えながら、軽快なトークが繰り広げられました。また、下ネタも豊富に盛り込まれ、特に吉田さんのキャバクラに関するトークは、一時期多くの時間を占めていました。リスナーからは、このフリートークこそがブラックマヨネーズの真骨頂であると評価されています。

過去には、ランディーズの中川貴志さんやフットボールアワーといった人気芸人がゲストとして出演しています。

コーナー

番組では、リスナー参加型の様々なコーナーが展開されました。

小杉式ダイエット
リスナーから寄せられたユニークなダイエット法に、小杉さんが実際にチャレンジする看板コーナーでした。ダイエット成功後もリバウンドを繰り返したため、「小杉式ダイエット」、「小杉式ダイエットDX」、「小杉式ダイエットスリー・タイムス・ブッタズ・フェイス（仏の顔も3度まで）：TTBF」と、3度にわたって実施されました。

小杉式ナイスガイ
小杉式ダイエットの終了に伴いスタートした、小杉さんがナイスガイを目指すコーナー。リスナーが提案する様々な試練に小杉さんが挑戦し、その様子をMDに録音したものをスタッフが判定するという形式でした。バッドガイと判定された場合は、次週に持ち越しになることもありました。最終回では、なんばのロケット広場でリスナーからバラの花を受け取る企画が行われ、約1,000人近いファンに囲まれながらコーナーが終了しました。

吉田のずぼり党（後に「吉田のずぼり新党」）
吉田さんが架空の選挙に立候補するという設定で、リスナーに向けて政見放送を行うコーナー。リスナーも政策を提案することができました。交通ルールやマナーなど、日常的なトラブルに対する改善策を「ずぼり（ずばり）」という言葉を枕詞にして提案するのがお約束でした。政策が採用されると番組から党員バッジがプレゼントされました。

勝手にアンサーブラックマヨネーズ
雑誌の相談コーナーに寄せられた悩みに、吉田さんが独断で答えるコーナーです。後に、先輩芸人の陣内智則さんのラジオに類似のコーナーがあることが発覚し、「元祖本家勝手にアンサーブラックマヨネーズ」と改名されました。吉田さんが自ら勝敗を判定し、ほとんどの場合、自身のアンサーを良いものとしていました。

ヘイヘイブラックマヨネーズ
リスナーと小杉さんが、テーマに沿った「あるあるネタ」で対決するコーナー。小杉さんのネタは、自身のギャグである「ヘイヘイオーライ」を語尾につけるのが特徴でした。

熱闘伊藤園
伊藤園の「お～いお茶新俳句大賞」に応募するコーナーで、小杉さんの自作俳句とリスナーからの俳句で対決しました。選ばれた作品は、小杉さんの場合は本名で、リスナーの場合は「図堀小吉」の名前で投稿されました。

ブラマヨ代理裁判所
小杉さんと吉田さんが、くじ引きで検事と弁護士に分かれ、様々な時事問題について議論するコーナー。全89戦中、小杉さんが46勝、吉田さんが41勝、1引き分け、1無効試合という結果でした。

特番

聴取率調査週間の「14Days」には、通常の放送に加えて、サンデーミッドナイトスペシャル（日曜26:45～28:35）として特別番組が生放送されました。

ブラックマヨネーズのずぼりらじおスペシャル（2002年12月8日）
ブラックマヨネーズのずぼりらじお～ヘイヘイスペシャル～（2003年12月21日）
ブラックマヨネーズのずぼりらじお～朝まで聴けば10万円生スペシャル～（2004年6月27日）
* ブラックマヨネーズのずぼりらじお～生放送で10万円プレゼント太っ腹スペシャル～（2004年12月12日）

復活

2005年6月26日には、MBSラジオで特番「ぶらまらじお」として1日限りの復活を果たしました。

「ブラックマヨネーズのずぼりらじお」は、ブラックマヨネーズの原点とも言えるラジオ番組として、多くのファンに愛されています。

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