ブラック・マジシャン

ブラック・マジシャン

『ブラック・マジシャン』は、高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』に登場する、主人公・武藤遊戯の最も信頼するエースモンスターです。魔法使い族の通常モンスターであり、レベル7、属性は闇、攻撃力2500、守備力2100というステータスを持ちます。

概要

特徴的な魔法使いの帽子と衣装を身につけ、魔法の杖を手にした魔術師の姿をしています。攻撃名は「黒・魔・導（ブラック・マジック）」であり、弟子である「ブラック・マジシャン・ガール」が存在します。

物語の終盤では、アテム（闇遊戯）に仕えた古代エジプトの神官「マハード」が、自身の精霊「幻想の魔術師」と融合した姿であることが明かされました。原作では当初レベル6でしたが、後に遊☆戯☆王オフィシャルカードゲームと同じレベル7に修正されています。

「青眼の白龍」と並び、遊戯王を代表するモンスターとして、非常に高い知名度を誇り、数多くのサポートカードや派生カードが存在します。ファンからは「ブラマジ」「BM」などの愛称で親しまれています。

攻撃力2500という数値は、必ずしも高いとは言えませんが、豊富なサポートカードを駆使することで、トリッキーな戦術を可能にします。また、このステータスと、融合や儀式による強化、進化、多様なサポートカードの存在は、後のシリーズの主人公のエースモンスターに大きな影響を与えました。

アニメ・原作での使用者

武藤遊戯（アテム）

遊戯の祖父である双六から譲り受けたカードです。ブラック・マジシャン自身には特殊効果はありませんが、専用のサポートカードが豊富に存在するため、様々なコンボを狙うことができます。ブラック・マジシャン自身も自我を持っているかのような描写があり、遊戯に忠誠を誓っているようにも見えます。

弟子の「ブラック・マジシャン・ガール」が登場してからは、単体での活躍は減りましたが、重要な場面では弟子と共に登場することが多くなっています。

パンドラ

レアカードハンター集団「グールズ」の一員です。遊戯のブラック・マジシャンとはカラーリングが異なるブラック・マジシャンを使用します。

神楽坂

アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の登場人物で、デュエルアカデミアに展示されていた遊戯のデッキのレプリカを盗み、遊戯と同じデザインのブラック・マジシャンを使用しました。

関連OCGカード

ブラック・マジシャンは、数多くの関連カードが存在します。以下に代表的なものを紹介します。

マジシャン・オブ・ブラックカオス
黒衣の大賢者
ブラック・マジシャン・ガール
超魔導剣士－ブラック・パラディン
黒炎の騎士－ブラック・フレア・ナイト－
幻影の騎士－ミラージュ・ナイト－
ブラック・マジシャンズ・ナイト
呪符竜
熟練の黒魔術師
黒の魔法神官
混沌の黒魔術師
黒魔導の執行官
幻想の黒魔導師
伝説の闇の魔導師
超魔導竜騎士－ドラグーン・オブ・レッドアイズ

これらのモンスター以外にも、ブラック・マジシャンをサポートする魔法・罠カードが多数存在し、様々なデッキ構築を可能にしています。

まとめ

ブラック・マジシャンは、遊戯王シリーズを代表するモンスターであり、その人気は衰えることを知りません。豊富なサポートカードと派生カードによって、様々な戦術を駆使できる点が魅力です。これからも多くのデュエリストに愛され続けることでしょう。

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