ブラボー (パチンコ)

ブラボー

1981年に平和工業（現・平和）が発売した、同社初の超特電（現在のデジパチ）タイプのパチンコ機です。当時、パチンコ業界はSANKYOの『フィーバー』が人気を博しており、それに対抗する形で登場しました。

特徴

従来のパチンコ機は、「7」の4つ揃いが大当たりの主流でしたが、ブラボーは3桁デジタルを採用し、「777」に加え「333」も大当たりとしました。この二つの大当たりパターンが、「二つの大逆転」というキャッチコピーを生み出しました。当時のパチンコファンに大きなインパクトを与え、その後のデジパチ機の方向性を決定づける革新的な機種となりました。

スペック

大当り
確率：1/500（2/1000）
出目：333、777
アタッカー解放時間：30秒 × 最大10回（カウント上限なし）
小当り
確率：1/16.13（62/1000）
出目：3が2つ停止、7が2つ停止、3と7以外の3つ揃い
アタッカー解放時間：10秒
賞球数
オール13

大当り確率は1/500と当時としては標準的な数値ですが、特筆すべきはその出目構成です。「777」と「333」という2つの大当たりパターンは、プレイヤーに新たな興奮をもたらしました。また、小当りの出目も多彩で、ゲーム性を高める要素となっていました。

アタッカーの解放時間や回数も、当時の基準に沿ったもので、プレイヤーは一度の大当りで多くの出玉を獲得することが可能でした。賞球数はオール13と、当時の一般的な設定でした。

ブラボーブランド

ブラボーは、その画期的なゲーム性とブランド力から、以降の平和のデジパチ機のブランドとして広く採用されました。同社は、このブラボーというブランド名で数多くのデジパチ機をリリースし、パチンコ業界における地位を確立しました。

関連情報

* フィーバー (パチンコ)：同時期に人気を博したSANKYOのパチンコ機で、ブラボーのライバル機とも言える存在です。両機種の登場は、パチンコ業界におけるデジパチの歴史を語る上で欠かせません。

ブラボーは、当時のパチンコ業界に新しい風を吹き込んだ画期的な機種であり、その後のデジパチ機の発展に大きく貢献しました。そのゲーム性やブランドは、今もなお多くのパチンコファンに語り継がれています。

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