ブランドン・イングラム

ブランドン・ゼイビア・イングラム：バスケットボール界の新星

ブランドン・ゼイビア・イングラム（Brandon Xavier Ingram、1997年9月2日生まれ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州キンストン出身のプロバスケットボール選手です。NBAのトロント・ラプターズに所属し、スモールフォワードとして活躍しています。ミドルネームの"Xavier"は、英語の発音ではゼイヴィアと発音されます。

スレンダーマンの異名

イングラムは、その長い手足と細身の体型から「スレンダーマン」というニックネームで呼ばれることがあります。大学時代には、そのプレースタイルからケビン・デュラントと比較されることもありました。

生い立ちとハイスクール時代

ドナルド・イングラムとジョアン・イングラムの間に生まれたイングラムは、異母兄のドノバン、異父姉のブリタニーと共に育ちました。キンストン高校時代には、マクドナルド・オール・アメリカンに選出されるなど、早くからその才能を発揮していました。

デューク大学での活躍

地元の名門デューク大学に進学したイングラムは、1年生ながらスターターとして活躍し、平均17.3得点、6.8リバウンド、2アシストを記録しました。ACCの新人王と2ndチームに選出されるなど、その実力を証明しました。1年間プレーした後、2016年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明しました。

NBAでのキャリア

ロサンゼルス・レイカーズ時代

2016年のNBAドラフトで全体2位という高い評価を受けてロサンゼルス・レイカーズから指名され、8月23日にルーキー契約を結びました。10月26日のシーズン開幕戦でベンチから初出場し9得点を記録。11月23日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦ではキャリアハイとなる16得点を記録しました。ルーキーシーズン終了後、NBAオールルーキーチームの2ndチームに選出されました。

ニューオーリンズ・ペリカンズ時代

2018-19シーズン後、アンソニー・デイビスが絡む大型トレードで、ロンゾ・ボール、ジョシュ・ハート、そして複数のドラフト指名権と共にニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍しました。新天地で迎えた2019-20シーズンは、若手中心のチームでエースとして成長し、キャリアで初めて平均20点超えを記録。オールスターにも初選出され、MIP（Most Improved Player：最も成長した選手）を受賞するなど、飛躍の年となりました。オフには制限付きFAとなり、ペリカンズと5年1億5800万ドルのマックス契約を結びました。

トロント・ラプターズ時代

2024-25シーズンの2月、ブルース・ブラウン、ケリー・オリニク、そしてドラフト指名権とのトレードでトロント・ラプターズに移籍。その後すぐに3年1億2000万ドルの契約延長を結びましたが、怪我の影響で移籍後は1試合もプレーすることなくシーズンを終えました。

プレースタイルと評価

イングラムは、長い手足を生かした得点能力と、アウトサイドシュートの精度が魅力の選手です。また、近年はプレーメイクの能力も向上しており、オールラウンドな活躍が期待されています。怪我からの復帰を果たし、ラプターズでどのような活躍を見せてくれるのか、今後の活躍から目が離せません。


外部リンク
Brandon Ingram Duke Biography
Brandon Ingram at draftexpress.com
ブランドン・イングラム (@b_ingram13) - X（旧Twitter）
ブランドン・イングラム (@1ngram4) - Instagram

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