ブラヴァス

ブラヴァス（Bravas）

ブラヴァスは、2016年1月22日に誕生した日本の競走馬であり、特に2020年の新潟記念を制したことが知られています。馬名のブラヴァスは、ポルトガル語で「すばらしい」を意味しています。

デビューと初期の戦績

ブラヴァスは、北海道安平町のノーザンファームで誕生し、母ヴィルシーナと同じく佐々木主浩氏の所有馬として育てられました。トレーニングは栗東トレーニングセンターの友道康夫厩舎で行われました。

2018年7月8日、新馬戦に出走し、騎手は武豊。初戦は3着でスタートしましたが、続く未勝利戦では1.4倍の人気に応え、1馬身半差で勝利を収め初勝利を飾ります。さらにエリカ賞に出走するも2着に終わりました。

3歳シーズン

2019年の3歳初戦、若駒ステークスでは大きく掛かってしまい最下位の8着惨敗となりましたが、その後7か月の休養を経て、再び出走した3歳以上1勝クラスで2馬身差の勝利を果たします。以後は、北野特別4着、近江特別でハナ差の2着、そして次戦の再度山特別で1着を獲得し、3勝目をマークしました。

4歳シーズンと新潟記念

2020年、4歳を迎えたブラヴァスは、但馬ステークスで連勝を飾り、オープン馬へと昇格。重賞初挑戦となった新潟大賞典では4着、続く七夕賞では2着となりました。その後、同年のサマー2000シリーズ最終戦、新潟記念で見事に勝利を収め、サマー2000シリーズの王者に輝くことになります。レースでは、好位で進出し、直線で競り合いを制して勝利。これにより、サマー2000シリーズのポイントを15ポイント獲得しました。

挫折と再挑戦

その後、一時休養を挟んでチャレンジカップに出走するも2着に甘んじ、次なる金鯱賞では最下位となり、初のGI出走となる大阪杯でも8着に終わります。続く鳴尾記念、福島記念でも結果が伴わず、この年は未勝利に終わりました。

その後のキャリア

2022年には6歳初戦として小倉大賞典に出走するも14着という結果に終わり、大阪城ステークスでも10着と大敗し、その後休養に入ります。秋に復帰するも、3戦全て着外に終わり、ついには2023年2月に行われた仁川ステークスで15着と惨敗。再び芝に戻るも、いずれのレースでも思うような成績を残せず、2023年10月25日には競走馬登録を抹消し現役を引退しました。

引退後

引退後はアルゼンチンで種牡馬としての新たなスタートを切ることが決まりました。競走馬として素晴らしいキャリアを積んだブラヴァスが、次の世代へとどのような影響を与えるのか期待が寄せられます。

血統

ブラヴァスの母ヴィルシーナは、ヴィクトリアマイルを連覇するなど優れた成績を収めています。半妹に2023年府中牝馬ステークス勝ち馬ディヴィーナがいるほか、叔父にはジャパンカップを制したシュヴァルグラン、全妹には秋華賞・ドバイターフの勝ち馬ヴィブロスがいます。ブラヴァスの血統は、競走馬としての素質を存分に受け継いでいます。

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