ブリリア・ショートショートシアター

ブリリア・ショートショートシアター

ブリリア・ショートショートシアターは、神奈川県の横浜市西区みなとみらいに設立された短編映画専門の映画館であり、俳優の別所哲也がオーナーとして開設しました。2008年2月14日に開館し、映画祭と連動した常設短編映画館としては日本初となりました。運営はビジュアルボイスが行い、映画館としての機能を超え、様々なイベントの場としても利用されました。

シアターの歴史

ブリリア・ショートショートシアターは、開設以来約10年間で国内外から集まった3,000作品以上の短編映画を241プログラムにわたって上映し、多くの観客に親しまれました。特に「ショートショートフィルムフェスティバル」に関連した上映会が行われており、映画祭開催時以外でも世界中の短編映画を取り入れるなど、独自のプログラムを展開していました。2009年には「シネリンピック!」という国際短編映画祭を開催し、日米で同時に上映を行う先駆的な取り組みも行われました。

さらに、特異な上映イベントとして、アニメ「LAST EXILE」の一挙上映や、ホラー短編映画とともに行う怪談ライブイベントなど、多様な企画が盛り込まれていました。別所哲也が司会を務めたトークイベントもあり、業界関係者やファンとの交流の場としても人気を博しました。

閉館の経緯

2017年12月2日、ブリリア・ショートショートシアターは賃貸借契約の期間満了により閉館が決定しました。最後の1ヶ月間は「オーディエンス・ベスト・オブベスト プログラム」など特別なプログラムが提供され、最終日には記念イベント「ブリリア ショートショート シアター 10 years history & future」が行われました。開館から約26万人が訪れたこの映画館は、多くの人々に愛された場所として記憶されています。

閉館後の展開

閉館の1年後、2018年2月14日には「ブリリア・ショートショートシアター オンライン」が開設され、デジタルプラットフォームにて短編映画の上映や配信が行われています。また、映画館の施設はリノベーションされ、2019年7月に「横浜みなとみらいブロンテ ライブ」というライブハウスおよび多目的ホールがオープン。新しい形で地域の文化に貢献する場所として生まれ変わりました。

シアター情報

• - 所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-3-1 Filmee 2階
• - 最寄り駅: みなとみらい線新高島駅
• - 営業時間: 10時〜22時
• - 休館日: 火曜日

入場料金

入場料金は、通常上映時に1プログラム（約60分）の鑑賞が可能で、料金設定は以下の通りでした。

• - 大人・学生: 1,000円
• - 小人（3歳〜中学生）: 800円
• - シニア（60歳以上）: 800円
• - ハンディキャップ: 800円（付き添い者も同額）
• - 特別割引プログラムもあり、毎週金曜日はペアで1,500円、毎月22日には2プログラム連続で1,500円のサービスが提供されていました。

このようにして、ブリリア・ショートショートシアターは短編映画の専門館として独自の地位を築き、映画愛好家や一般の観客に多くの感動を与えてきました。

もう一度検索