ブルドッグ (フォーリーブスの曲)

ブルドッグ

「ブルドッグ」は、1977年6月21日にCBS・ソニー（現：ソニー・ミュージックレーベルズ）から発売されたフォーリーブスの34枚目のシングルです。この楽曲は、強い攻撃性を持った歌詞と、ゴムベルト（ゴムモール）を用いた独特で斬新なパフォーマンスが多くの話題を呼びました。

フォーリーブスは、2002年に再結成された後、テレビ番組での出演機会が増え、この楽曲をしばしば披露しました。これは「ブルドッグ」が彼らの代表曲の一つとしての地位を確立していることを示しています。その後、2004年7月21日には、この楽曲を新たに録音した「ブルドッグ2004」がシングルとしてリリースされました。

収録曲

本シングルには以下の2曲が収録されています。どちらも作詞は伊藤アキラ、作曲は都倉俊一によるものです。

• - ブルドッグ（2分40秒）: 編曲は都倉俊一。
• - 標的（3分14秒）: 編曲は田辺信一。

カバーと影響

「ブルドッグ」は、フォーリーブスのレコードデビュー前からも多くのアーティストに影響を与えました。たとえば、1997年には富士写真フイルム（後の富士フイルム）の「写ルンです」のCMソングとしても使用されています。また、後輩のジャニーズアイドルたちが、ライブやテレビでこの楽曲をカバーし続けています。具体的には、近田春夫&ハルヲフォンが1978年にカバーアルバム『電撃的東京』に収録し、さらに横山智佐（1995年）やTOKIO（2004年）も各々のアルバムに収めているのです。

パロディ

また、「ブルドッグ」の特徴的な魅力は、他の楽曲にも顕著に見られます。たとえば、ダンディ坂野の楽曲「OH! NICE GET's!!」には「にっちもさっちもどうにもこうにもポメラニアン」という歌詞があり、これも「ブルドッグ」の影響を受けたパロディとして評価されています。

音楽的背景

1977年は日本の音楽史において重要な年であり、様々なアーティストが新たな試みを行っていました。フォーリーブスの楽曲は、そのエネルギッシュなスタイルで当時の音楽シーンに新風をもたらしました。同じく、スピナーズと呼ばれる黒人歌手グループが、ゴムバンドを使用したパフォーマンスで有名となったのもこの時期であり、『ラバー・バンド・マン』はその中でも特に注目を浴びました。

「ブルドッグ」は、単なる楽曲ではなく、日本の音楽文化における重要なアイコンとして数十年にわたり愛され続けているのです。

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