ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

ブルボンウォーターポロクラブ柏崎（BOURBON WATER POLO CLUB KASHIWAZAKI）は、新潟県柏崎市を拠点に活動する社会人水球クラブです。運営は一般社団法人ウォーターポロクラブ柏崎が担い、地域の水球振興に貢献しています。

設立の背景

日本代表選手として国内外での実績を持つ青柳勧は、モンテネグロから帰国後、日本国内における社会人水球チームの少なさと、大学卒業後の競技環境の不足を危惧し、チームの設立を考えました。先輩の勧めで水球が盛んな柏崎に移り、新潟産業大学にTeachとして勤務しながらチームの設立に尽力しました。大学の支援を受け、2010年7月には任意団体柏崎水球クラブが発足し、青柳が選手兼監督となり、日本代表経験者たちも参加しました。

さらに、地元の製菓会社ブルボンとの命名権契約も結び、チーム名は「ブルボンウォーターポロクラブ柏崎」となりました。選手たちは地元企業で働きながら競技を行い、多くの高校や大学との合同練習を重ね、『青髭海賊団』という愛称で親しまれています。

活動と成績

設立初年度の日本選手権では驚異的なパフォーマンスを見せ、予選を突破して本選び初出場を果たしました。以降も、地元高校生との交流を重視し、チームの成長を支えています。2015年には市内の各年代チームを統合し、2016年には新たにジャパンウォーターポロリーグを立ち上げました。

2017年には一般社団法人として法人化し、活動の幅を広げています。これにより、より多くの大会への参加や支援を受けながら、水球の普及と選手の育成に尽力しています。

チーム構成

ブルボンウォーターポロクラブ柏崎は多様な年齢層のチームを編成しています。小学生から大学生、女子チーム、そして社会人チームまで、各カテゴリーが整備されています。社会人男子チームには前監督のランコ・ペロビッチをはじめ、舟崎紘史氏や筈井翔太氏といったコーチ陣が揃い、女子チームも布目敬悟氏が指揮を取っています。

選手陣には過去の実績を持つ選手たちが名を連ねており、特に青柳勧は監督兼任の地位を持ち、チームを牽引しています。

成績と評価

これまでの成績として、2010年度の日本選手権で第3位、2012年度には優勝を果たしました。特に2018年の日本選手権での優勝はチームの実力を証明する出来事となりました。ファンクラブも活性化しており、協賛店舗は50軒以上に上っています。

情報発信とメディア

さらに、チームの公式活動に加え、水球に関する情報を発信する「ウォーターポロ通信」も発行されており、これにより地域での水球に対する関心が高まっています。

まとめ

ブルボンウォーターポロクラブ柏崎は、日本の水球を支える重要な役割を果たしています。選手育成、地域交流、チームの強化といった多岐にわたる活動を通じて、今後も水球の普及に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索