ブルーフィルム (cali≠gariのアルバム)

cali≠gari『ブルーフィルム』

『ブルーフィルム』は、日本のヴィジュアル系バンド、cali≠gariが2000年7月7日にリリースしたアルバムです。通称「エロアルバム」とも呼ばれ、第7期メンバーによる初の音源として、発売当時からその過激な内容で話題を呼びました。

リリースの経緯と特徴

本作は2回プレスされており、それぞれに異なる特徴があります。

1stプレス (2000年7月7日)
購入特典としてオリジナルコンドームが付属
ジャケットもコンドームをモチーフにしたデザイン

2ndプレス (2001年8月4日)
「エロトピア」「ポラロイド遊戯」「ブルーフィルム」の3曲でボーカルとコーラスを再録
8曲目にボーナストラックを追加
CDエクストラとして「ブルーフィルム」のPVを収録
ジャケットは新宿昭和館をモチーフにしたデザイン

2ndプレスでは、収録曲の一部が再録された他、ボーナストラックやPVが追加収録されるなど、より充実した内容となっています。ジャケットも変更されており、1stプレスとは異なる印象を与えます。

収録楽曲について

アルバムには、cali≠gariならではの耽美で退廃的な世界観が表現された楽曲が多数収録されています。

1stプレス、2ndプレスで収録曲が異なりますが、主な楽曲は以下の通りです。

ブルーフィルム (作詞・作曲: 桜井青)
アルバムのタイトル曲。退廃的な歌詞とメロディが特徴。

エロトピア (作詞・作曲: 桜井青)

ミルクセヰキ (作詞・作曲: 桜井青)
後にムックがライブでカバー。

ポラロイド遊戯 (作詞: 石井秀仁 作曲: 村井研次郎)

音セックス (作曲: 桜井青)

真空回廊 (作詞: 石井秀仁 作曲: 武井誠)

* 原色エレガント (作詞: 石井秀仁 作曲: 村井研次郎)

2ndプレスには、ボーナストラックとして「真空回廊　TAKAJUN's Gravity-Free Remix」が収録されています。

幻の未発表曲

本作には、当初前ボーカルによってレコーディングされていたものの、ボーカルの失踪（脱退）により収録が見送られた未発表曲が数曲存在します。これらの楽曲は大方アレンジされ、他の楽曲として使用されたとのことです。

まとめ

『ブルーフィルム』は、cali≠gariの初期を代表する作品であり、彼らの独特な世界観が凝縮された一枚です。過激なジャケットや特典、そして楽曲のクオリティの高さから、現在でも多くのファンに愛されています。

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