ブレイク・トレイネン

ブレイク・M・トレイネン選手のプロフィールと経歴

ブレイク・M・トレイネン（Blake M. Treinen）は、1988年6月30日にアメリカ・カンザス州オーセージシティで生まれたプロ野球選手であり、現在はロサンゼルス・ドジャースに所属する右投右打の投手です。トレイネンは「バ・ロッケイ」という愛称でも知られています。

幼少期からプロ入り前

トレイネンは、カンザスシティ・ロイヤルズのファンとして育ちました。彼の野球への情熱は早くから芽生えていましたが、2010年のMLBドラフトではフロリダ・マーリンズから指名されたものの、契約には至りませんでした。しかし、彼は諦めず、2011年のドラフトでオークランド・アスレチックスから7巡目（全体226位）で指名を受け、プロ入りを果たします。

アスレチックスとナショナルズ時代

プロ入り後、トレイネンはルーキーリーグでの活躍を経て、A級バーリントン・ビーズに昇格し、さらにA+級ストックトン・ポーツでもプレーしました。2013年にはナショナルズへのトレードを経て、AA級ハリスバーグ・セネターズでのプレーを通じて経験を積みました。2014年にはメジャー契約を結び、アトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たしました。シーズンを通して、先発とリリーフを兼任し、安定した成績を残しました。特に、2016年には73試合でリリーフ登板し、自己ベストの成績を記録しました。

アスレチックスでの成功

トレイネンは、2017年にアスレチックスにトレードされてから大きな成功を収めました。移籍初年度からクローザーとして活躍し、シーズン通算72試合に登板し、安定した防御率でチームに貢献しました。2018年は前半戦だけで23セーブを挙げ、オールスターにも選出されるほどの成績を残しました。最終的には68試合に登板し、防御率0.78という驚異的な数字でサイ・ヤング賞の候補にもなりました。

ドジャース時代と最近の動向

2019年末にロサンゼルス・ドジャースと契約し、2020年シーズンではチームの中継ぎ投手として活躍しました。ポストシーズンでも多くの登板機会を得て、特にワールドシリーズ第5戦ではクローザーとして重要なセーブを挙げ、チームのワールドシリーズ優勝に大きく貢献しました。その後もドジャースと再契約し、2024年度にはMLB史上初の韓国で開催される開幕戦にも参加する予定です。

投球スタイル

トレイネンの投球スタイルは、約196cmの長身から繰り出されるサイドスロー気味のスリークォーターで、特に高速のシンカー（平均97mph）を武器としています。この球種は彼の代名詞とも言えるもので、2020年の全投球の55.8%を占めました。加えて、フォーシーム、カットボール、スライダーなどを駆使し、打者との勝負を展開しています。

まとめ

ブレイク・M・トレイネン選手は、独特な投球スタイルと素晴らしい成績を持つプロ野球選手として、今後の活躍が期待される存在です。彼のキャリアは多くのファンに感動を与え、これからも注目の選手となるでしょう。

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