ブレードアークス from シャイニング

ブレードアークス from シャイニング

『ブレードアークス from シャイニング』（BLADE ARCUS from Shining）とは、セガ・インタラクティブが開発したアーケードゲームで、シャイニングシリーズに基づく初の対戦格闘ゲームです。略称は『BAfS』で、シャイニングシリーズのキャラクターたちが多数登場します。

概要

本作は、2014年11月5日よりアーケードゲームとして正式に稼働を開始しました。その後もアップデートが行われ、2015年には新キャラクターやシステムが追加されていきました。同年の11月26日には、PlayStation 3及びPlayStation 4|PlayStation_4用ソフトとして新キャラクターを加えた『ブレードアークス from シャイニングEX』が登場し、2019年には続編となる『BLADE ARCUS Rebellion from Shining』が発売されました。この続編には、シャイニング・レゾナンス リフレインから6人のキャラクターも新たに参戦しています。

ゲームシステム

『ブレードアークス from シャイニング』は、8方向のレバーとA・B・C・Dの4つのボタンを使用するスタイルが特徴です。ボタンの役割は、Aが弱攻撃、Bが中攻撃、Cが強攻撃、Dがサポートリンクです。プレイヤーは2人のキャラクターを選択し、タッグを組んで戦うことができます。メインキャラクターとサポートキャラクターはラウンドごとに交代可能で、戦略的なプレイが求められます。

登場キャラクター

本作には多くの魅力的なキャラクターが登場します。たとえば、リュウガは、闇の炎を操る力を持つ少年で、命を懸けた戦いを通じて成長する物語が描かれています。一方、ワン・パイロンは優れた武術家であり、リュウガとのライバル関係が物語の重要な要素となっています。他にも、霊刀の使い手レイジや、アルティナというエルフの王女など、多彩なキャラクターたちがさまざまなストーリーを展開します。

新キャラクターの追加

バージョン2.0以降は、リックやディランといった新キャラクターも追加されました。リックは復讐心を秘めたサクヤの弟子で、ディランは豪放磊落な海賊船のキャプテンです。また、2019年に発売された続編『Rebellion』には、ユーマやキリカといった新たなヒーローが登場し、物語を一層豊かにしています。

制作背景と開発

本作の制作は、近藤敏信をはじめとする開発チームによって行われました。彼らはアーケードゲームの制作には不慣れでしたが、格闘ゲームに近い要素を持つアクションゲームの制作経験を活かして開発を進めました。特に、世代を超えたプレイヤーに馴染みのある「古き良き格闘ゲーム」を目指しており、アプローチは独自のものでした。

グラフィックとキャラクター設定

本作のグラフィックは、3Dモデルを2Dで描写する手法を用いており、ダイナミックな動きを表現するためにキャラクターを大きく描く工夫がなされています。一方、キャラクターの設定も重視されており、オリジナルキャラクターであるリュウガとパイロンは、スタンダードな格闘ゲームのキャラクターとして設計されています。人気キャラクターを基にしつつ、各キャラの個性を際立たせるための工夫がなされています。

結論

総じて『ブレードアークス from シャイニング』は、独自のゲームシステム、多彩なキャラクター、魅力的なストーリーを持つ対戦格闘ゲームです。古き良き格闘ゲームのエッセンスを保ちながら、現代のプレイヤーにも楽しめるように仕上げられています。

もう一度検索