ブロックショット

ブロックショットの概要

ブロックショット（blocked shot）とは、バスケットボールで相手のシュートを防ぐ行為を指します。言葉の通り、「ショット」を「ブロック」する技術であり、ディフェンス選手がオフェンス選手のシュートコースに手を出すことで成立します。このアクションは試合の流れを大きく変える要素となり、観客からも盛大な歓声を呼ぶ瞬間の一つです。

ブロックショットの成立条件

ブロックショットが成立する条件は、オフェンス選手がシュートを放ったボールが上昇中であることです。ボールがリングに向かって上昇している途中で、ディフェンスが手を出して打ち消すことでブロックが成功します。一方で、シュートが最高点を過ぎて下降している際にボールに触れてしまった場合、それは「ゴールテンディング」と呼ばれる反則となります。この場合、相手チームに得点を与えてしまうため、ディフェンス選手には注意が必要です。

ブロックショットの特性

ブロックショットは、多くの場合、高身長の選手、特にセンターやパワーフォワードによって得意とされます。プロのバスケットボールリーグ、特にNBAにおいては、ブロックショットがディフェンスのハイライトの一つとなり、選手の能力を如実に表しています。ただし、高身長選手だけが必ずしもブロックショットを得意とするわけではなく、身体能力やタイミング、判断力といったセンスも重要な要素です。

ブロックショットの記録

ブロックショットはアシストやリバウンドと同様に試合の記録として扱われます。NBAでは、選手たちが生涯を通じてブロックショットの数を競い合います。ブロックショットの通算最多記録を持つのはアキーム・オラジュワンで、彼は3,830本のブロックを達成しました。さらに、1試合における最多ブロックの記録はエルモア・スミスが保持し、1973年の試合で17本を記録しました。シーズン平均ではマーク・イートンが5.56本を記録しており、彼の記録は通算1試合平均でも3.50本に達しています。

NBA歴代ブロックショットランキング

NBAの歴代ブロックショットランキングでは、他にも優れた選手たちが名を連ねています。このような選手たちは、単なる身体的な条件を超えて、ディフェンスにおける知恵とスキルを駆使して相手の攻撃を封じ込めています。

ブロックショットは、バスケットボールにおける重要な戦略であり、一瞬の判断と身体能力が求められる高度なテクニックです。選手たちがこの技術を駆使していかに試合を有利に進めるかが、バスケットボール観戦の醍醐味の一部となります。

もう一度検索