プランター

プランターとは、草花などを植えて飾るための容器です。イギリスやアメリカでは、植木鉢とほぼ同義に用いられ、明確な区別は少ないようです。花器や花瓶をプランターと呼ぶ場合もあります。

日本でプランターといえば、プラスチック製の長方形のものが一般的にイメージされますが、実際には多様な材質と形状があります。木製、陶磁器製、金属製のものがあり、円筒形や半円形のものも存在します。特に半円形は、門扉などに吊り下げて使用するハンギングプランターとして適しています。

様々なニーズに対応するため、機能的なプランターも開発されています。例えば、プラスチック製プランターの中には、底部の排水用の部分に栓が付いているものがあります。この栓を使うことで排水孔を塞ぎ、水生植物や湿地性植物の栽培を可能にしています。これは、植物の種類によって必要な水分量を調整できる利点があります。

プランターの大きさは、一般的に「型」という単位で表されます。これは、プランターの直径や横幅を示すもので、1型を1cmとすることが多いです（必ずしも1型=1cmとは限りません、10型=10cmという場合もあります）。園芸関連の本などでは、65型というサイズが例として頻繁に用いられています。このサイズは、一般的なプランターの大きさとして広く認知されていると言えるでしょう。

プランターを使用する際に重要なのが、鉢底石です。鉢底石とは、プランターの底に敷く軽石のことです。その役割は、土が排水口から流れ出てしまうのを防ぐことです。軽石は通気性も良く、根腐れを防ぐ効果も期待できます。軽石の代わりに、プラスチック製の網を使用することもあります。これは軽石と比べて軽量で、取り扱いが容易な点がメリットです。

プランターは、ベランダや庭先を彩るだけでなく、室内でも使用することができます。窓辺に置いたり、棚に飾ったりと、様々な場所に配置することで、生活空間を豊かに演出できます。

様々なデザインや機能を持つプランターが販売されていますので、ご自身の好みに合ったプランターを選んで、植物との豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

【関連項目】
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