プリティーリズム・マイ☆デコレインボーウエディング

プリティーリズムシリーズ3作品徹底解説：3DSで彩るプリズム☆スターの軌跡

2013年から2015年にかけて、タカラトミーアーツよりニンテンドー3DS向けに発売された『プリティーリズム』シリーズ3作品。それぞれ魅力的なゲーム性とストーリーを備え、多くのファンを魅了しました。本稿では、『プリティーリズム・マイ☆デコレインボーウエディング』（以下、『マイ☆デコ』）、『プリティーリズム・レインボーライブ きらきらマイ☆デザイン』（以下、『きらきらマイ☆デザイン』）、『プリパラ&プリティーリズム プリパラでつかえるおしゃれアイテム1450!』（以下、『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』）の3作品について、詳細な内容を解説します。

ゲームシステム：アーケード版をベースに進化した3DS独自のプレイ体験

3作品は、アーケード版『プリティーリズム』をベースに開発されましたが、3DSならではの要素が多数追加されています。アーケード版がプリズムストーンの組み合わせによる着せ替えを特徴とする一方、3DS版では、プレイヤーが直接ストーンをデコレーションし、オリジナルコーデを作成する「マイ☆デコ」システムが導入されました。これにより、アーケード版とは異なる、自分だけのオリジナルコーデを集める楽しみが加わっています。

リズムゲームパートは、アーケード版と同様にボタン操作でプリズムショーを展開。難易度もアーケード版のものを踏襲しつつ、「ぜんぶダンス」モードが追加され、リズムゲームに集中できるようになっています。『マイ☆デコ』ではシーズン8までのシステムが採用され、「アンコール」機能で連続プリズムジャンプに挑戦可能。『きらきらマイ☆デザイン』と『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』では、アーケード版セッション03と同様の「プリズムライブ」が実装され、最大11連続ジャンプに挑戦できます。

グラフィックの都合上、3DS版ではキャラクターが1人しか登場しない点がアーケード版との違いとして挙げられます。また、『マイ☆デコ』ではローカル通信やすれ違い通信に対応していませんでしたが、『きらきらマイ☆デザイン』以降では実装され、プレイヤー同士でスコアを競うことが可能となりました。

ストーリーモード：個性豊かなキャラクターと紡ぐ物語

各作品には魅力的なストーリーモードが搭載されています。『マイ☆デコ』の「めざせ！プリズムスター」では、全24話に渡るオリジナルストーリーが展開。主人公はキャラクターエディット機能で作成し、レインボーウエディングという伝説のコーデを巡る冒険へと旅立ちます。

『きらきらマイ☆デザイン』には、「きらきら！プリズムストーリー！」（全26話）と「プリズムオールスターへん」（全12話）の2つのストーリーモードが収録されています。「きらきら！プリズムストーリー！」では、主人公が原宿の「Prism Stone」で働く中で、北条コスモなど個性豊かなキャラクターと出会い、プリズムショーの大会を通して成長していく様子が描かれます。「プリズムオールスターへん」では、『オーロラドリーム』、『ディアマイフューチャー』、『レインボーライブ』のキャラクターたちが登場し、シリーズを跨いでの壮大な物語が展開します。

『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』では、「きらきらマイ☆デザイン」のストーリーに加え、「かしこまっ！らぁらとプリズムストーリー！」（全10話）が収録。主人公は『プリパラ』のらぁらと出会い、『プリティーリズム』シリーズの世界を旅しながらプリズムショーを学びます。

その他モード：コーデ作成や練習、通信機能など多彩な要素

3作品には、ストーリーモード以外にも、プリズムショーのフリーモード「いますぐプリズムショー」、練習モード「れんしゅうスタジオ」、オリジナルコーデ作成モード「プリズムストーンショップ」、そして『きらきらマイ☆デザイン』に追加されたオリジナル衣装作成モード「マイ☆ドレスデザイン」などが収録されています。

さらに、『きらきらマイ☆デザイン』と『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』では、QRコードを読み込むことでアーケード版のコーデデータを入手したり、『プリパラ』とデータ連携してコーデを使用したりすることも可能です。『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』には、作成したコーデのQRコードを生成できる「プリ☆コレ」モードも追加され、ゲーム内だけでなく『プリパラ』アーケード版でも使用できるアイテムが多数用意されています。

登場キャラクター：個性あふれるプリズムスターたち

各作品には、シリーズお馴染みのキャラクターに加え、オリジナルキャラクターも多数登場します。赤井めが姉ぇ、りんね、Prizmmy☆、PURETTY、MARs、SERENON with Kなどのプリズムスターたちが、主人公の冒険を彩ります。『きらきらマイ☆デザイン』では北条コスモ、『プリパラでつかえるおしゃれアイテム』ではヒロとらぁらが重要な役割を果たします。それぞれのキャラクターが持つ個性や魅力は、ゲームをさらに盛り上げる大きな要素となっています。

評価

『マイ☆デコ』と『きらきらマイ☆デザイン』は、ゲーム雑誌『ファミ通』で高い評価を獲得しています。これは、ゲームシステムの面白さやストーリーの完成度、そして魅力的なキャラクターたちが評価された結果と言えるでしょう。

まとめ

3DS版『プリティーリズム』シリーズ3作品は、アーケード版の魅力を凝縮しつつ、3DSならではの機能を活かした独自のゲーム体験を提供しています。それぞれの作品が異なるストーリーとゲームシステムを持つため、シリーズを通してプレイすることで、より深く『プリティーリズム』の世界観を楽しむことができます。個性豊かなキャラクターたちとの出会い、そしてプリズムショーの輝きを、3DSで再び体感してみてはいかがでしょうか。

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