プリンセスメーカー4

プリンセスメーカー4

『プリンセスメーカー4』は、ガイナックスが制作した育成シミュレーションゲーム『プリンセスメーカー』シリーズの第4作です。プレイヤーはファンタジー世界で娘を育て、様々な経験を通して成長を見守ります。従来のシリーズに比べてストーリー性が濃くなり、娘の内面や人間関係がより深く掘り下げられているのが特徴です。

歴史

2005年9月1日：PlayStation 2版発売
2006年7月28日：Windows版発売（イベント、おまけゲームを追加）
2006年10月12日：PlayStation Portable版発売（イベント、エンディングを追加）
2007年3月1日：PS2廉価版発売
2007年3月3日：Windows版シリーズ5巻セット『プリンセスメーカー メモリアルボックス』発売
2007年3月8日：タイトーよりEZweb向けに配信
2007年9月28日：『プリンセスメーカー メモリアルボックス 公式ガイドブック同梱版』発売
2008年9月25日：ニンテンドーDS版『プリンセスメーカー4 スペシャルエディション』発売（ショートシナリオを追加、主題歌は未収録）
2008年9月25日：PSP廉価版発売
2008年9月25日：PSP『プリンセスメーカー5 ポータブル』とのセット版『プリンセスメーカー ポータブルパック』発売（「プリンセスメーカー ポータブル画集」を同梱）

概要

本作は、ファンタジー世界を舞台に、プレイヤーが引き取った娘を10歳から18歳まで育てる育成シミュレーションゲームです。娘は様々なアルバイトや習い事を経験し、能力を伸ばしていきます。プレイヤーは1ヶ月単位で娘のスケジュールを管理し、時には「おでかけ」を通して様々なイベントを発生させ、人間関係を築いていきます。

企画当初は現代を舞台とした作品として構想されていましたが、紆余曲折を経て、天広直人氏をキャラクターデザインに迎えた新たな形で再出発することになりました。天広氏の起用は大きな反響を呼び、公式サイトへのアクセスが急増しました。

ストーリー性が強化されたことにより、娘の主張がより明確になり、人間味あふれるキャラクターとして描かれています。人間と悪魔の間に生まれた娘という設定を軸に、娘自身の葛藤や、人間界と魔界の争いといった社会情勢の変化が物語に深みを与えています。

システム面では、『プリンセスメーカー2』を意識した要素が多く見られます。執事のキューブが再登場するほか、スケジュール管理のシステムも踏襲されています。一方で、『2』にあったロールプレイングゲームの要素は廃止され、代わりに新システム「おでかけ」が導入されました。

ストーリー

魔法石を求める人間が魔族の森に侵入し、両種族間の戦争が勃発。王国は滅亡の危機に瀕します。そんな中、イザベルという女性が魔王と交渉し、王国は救われますが、彼女は帰還しませんでした。

イザベルを捜索していた兵士は、森の中で彼女と再会し、幼い娘を託されます。兵士はイザベルを連れ帰ることはできませんでしたが、娘を立派に育てることを誓うのでした。

ゲームの流れ

1. 娘の名前、誕生日、血液型を設定
2. 10歳から18歳までの8年間を育成
3. アルバイトや習い事で能力を成長
4. 1ヶ月単位でスケジュールを管理
5. 毎年9月には収穫祭が開催され、各種大会で優勝すると賞金と名声が得られる
6. 「おでかけ」でイベントを発生させ、キャラクターと交流
7. 8年間の育成結果によって娘の将来が決定

登場人物

主要人物

娘：プレイヤーが育てる主人公。名前は自由に設定可能。魔族と人間のハーフで、イザベルの娘。
養父（プレイヤー）：かつて王国軍の英雄だった男性。イザベルから娘を託され、育てることを決意する。
キューブ：プレイヤーの家の執事。魔族の少年で、娘のお目付け役。
イザベル：娘の母親。かつて魔王と交渉し、王国を救った英雄。

ライバル・友人

クリスチーナ・オハラ・ノーザリー：王国貴族の娘。一流の淑女を目指している。
リーゼ・トルバーズ：王国騎士の娘。父親のような剣士になることを夢見ている。
マリー・ストールマン：道具屋の娘。勉強や読書、絵を描くことが好き。
カレン・マージュ：魔力が高く、不思議なものを見ることができる少女。

魔界関係者

リー：娘に近づく謎の青年。その正体はドラゴンユース。
ヴァロア：魔界の皇子。魔王の後継者と目されている。
ダイクン：魔界の魔王。過去にイザベルと交渉した。

スタッフ

監修：赤井孝美
プロデューサー：木村真二郎
キャラクターデザイン：天広直人
オープニングテーマ：硝子鏡の夢

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書籍
CD
デジタル画集

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